なんと愛らしいジャケット写真だろう(まるで大きなぬいぐるみのようだ)。ハワイ音楽の巨星、イズラエル・カマカヴィヴォオレが実兄スキッピーと共に在籍したグループ、Makaha Sons Of Ni'ihauは1976年にデビューし、1978年発表の本作が3作目のアルバムである。レーベルは同時期にオータサンも在籍していたお馴染みPoki Records、という事で当然プロデュースも名匠Bill Murata。
イズラエルは6歳からウクレレを弾き始め、11歳でサンセット・クルーズ(船上から日没を眺めるハワイの観光船)ヨットでスキッピーと演奏をして稼ぐようになった。1971年頃には叔父でサンズ・オブ・ハワイに参加していたモエ・ケアレについてエディー・カマエやギャビー・パヒヌイ達レジェンドから直接に音楽的な洗礼を受けた。兄のスキッピーらとローカル・コミュニティでグループとしての音楽活動を始めたのは1974年、まだ15歳の時だったという。本盤の録音はその僅か3年後、 Sounds of Hawaii Studios にて1977年の6月に行われた。
こうした経緯からMakaha Sons Of Ni'ihauはサンズ・オブ・ハワイに影響を受けたローカルの若者たちが楽器を手に取り始めたグループではあるが、なんといってもハワイ語で歌われるモダンなボーカル・ハーモニーがグループ独自の個性として光っていた。イズラエルの祖父が教会の牧師だった、という話もあるようなのでやはり讃美歌ルーツなのだろう。本作でも素朴なアコースティック・サウンドにのった美しいボーカル・ハーモニーが楽しめる。
こうした経緯からMakaha Sons Of Ni'ihauはサンズ・オブ・ハワイに影響を受けたローカルの若者たちが楽器を手に取り始めたグループではあるが、なんといってもハワイ語で歌われるモダンなボーカル・ハーモニーがグループ独自の個性として光っていた。イズラエルの祖父が教会の牧師だった、という話もあるようなのでやはり讃美歌ルーツなのだろう。本作でも素朴なアコースティック・サウンドにのった美しいボーカル・ハーモニーが楽しめる。
ところでイズは体が特大サイズなので写真では小さなウクレレを抱えてかわいらしく見えるが、ソロ・アーチスト時代に愛用したウクレレ、実はMartin style-1 Tenor というウクレレとしては大型の楽器なのであった。本盤のジャケットでは8弦のタロパッチと呼ばれる別タイプのウクレレを抱えている。
A1 Ka Pua E
A2 Ka ‘Ehukai
A3 Pakalolo
A4 Sand
A5 Aia I Ka Maui
A6 Kahea O Keale
A2 Ka ‘Ehukai
A3 Pakalolo
A4 Sand
A5 Aia I Ka Maui
A6 Kahea O Keale
B1 Manu Kapalulu
B2 Kiss Me Love
B3 Keala
B4 Ka Loke O Maui
B5 Aloha Ka Manini
B6 E Iesu E Ku‘u Kahu
B2 Kiss Me Love
B3 Keala
B4 Ka Loke O Maui
B5 Aloha Ka Manini
B6 E Iesu E Ku‘u Kahu
Vocals – Abraham Nahulu, Elmer Kohala Lim, Israel K. Kamakawiwoole, Louis Moon Kauakahi, Melvin Amina, Skippy Kamakawiwoole
なお表ジャッケットに映る12弦ギターは日本のヤマハ製である。