2009年、日本のビクターからリリースされた、日本制作のライヴ・アルバム。サザン関口氏が発起人となって全国10会場で実現した、101歳のビル・タピア翁2009年の日本公演ツアー中の録音からセレクトされている。このツアーは好評だったらしく後日フィルム・コンサート・ツアーまで全国の5会場で行われており、音源だけでなく映像も収録されていたことが伺えるが、タイトル曲の1曲のみだがCDエキストラとして本アルバムに収録された。ブックレットに収録されたビル翁のロング・インタビューがこれまた貴重な資料だ。
1 オール・オブ・ミー
2 オルフェのサンバ
3 オン・ア・クリア・デイ(晴れた日に永遠が見える)
4 マック・ザ・ナイフ
5 オール・ザ・シングス・ユー・アー(君は我がすべて)
6 アイ・ウォント・トゥ・ラーン・トゥ・スピーク・ハワイアン
7 イグザクトリー・ライク・ユー(君にそっくり)
8 パーディド
9 マイ・リトル・グラス・シャック(ハワイのわらぶき小屋)
10 トゥ・ユー・スイートハート・アロハ(恋人よ、アロハ)
11 クレイジー
12 ハパ・ハオレ・フラ・ガール
13 ヤング・アット・ハート(心の青春)
14 (エンハンスド)ヤング・アット・ハート(心の青春) (ライブ映像)
2 オルフェのサンバ
3 オン・ア・クリア・デイ(晴れた日に永遠が見える)
4 マック・ザ・ナイフ
5 オール・ザ・シングス・ユー・アー(君は我がすべて)
6 アイ・ウォント・トゥ・ラーン・トゥ・スピーク・ハワイアン
7 イグザクトリー・ライク・ユー(君にそっくり)
8 パーディド
9 マイ・リトル・グラス・シャック(ハワイのわらぶき小屋)
10 トゥ・ユー・スイートハート・アロハ(恋人よ、アロハ)
11 クレイジー
12 ハパ・ハオレ・フラ・ガール
13 ヤング・アット・ハート(心の青春)
14 (エンハンスド)ヤング・アット・ハート(心の青春) (ライブ映像)
本作でビル翁の演奏をバックアップするのは日本のミュージシャンで、各会場ごとに異なるミュージシャンが駆け付けたようだ(関口氏の人脈も生かされての事だろう)。日本にはアメリカ・ルーツ音楽に造詣の深い研究熱心なミュージシャンが多いので、アメリカ本国リリースのアルバムで聴ける演奏とのテイストの違いも楽しめる。
インタビュー中でビル翁自らが回想するように、「ウクレレでジャズを弾いた最初のハワイ人」というくだりや、初期のウクレレ・ビルダーとして著名なヌネスが子供の目から見てどのような人柄だったか、或いは著名ジャズ・ミュージシャンとの思い出まで、まことに興味深い。ウクレレでスタートし、バンドに加わるためにバンジョーに持ち替え、さらに時代の要求でギターへ、、、とまさにアメリカ音楽(特にジャズ)の変遷を自らの音楽キャリアとして体験してきた事がわかる。