令和の札所を歩く ~失われた札所を探して~

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

(石仏&石碑ガイド⑤)日高市/高麗郷ブラ散歩・石造物巡り

2023-07-19 07:19:00 | 石仏・石碑
今回は日高市で開催されました「月例・高麗郷ブラ散歩(7月)高麗地区 石造物巡り」に参加して来ましたので、そちらのレポートです✋😌👌

(レポート)
来訪日:令和5年7月15 日


日高市の高麗公民館では、毎月第3土曜日に「高麗郷ブラ散歩」を開催してるようです。
1、2回目は参加できませんでした。今回は予定も合い、しかも「石仏」巡りでしたので張り切って参加しました💪🏻



今回は大好物の石仏巡りです。



ついに昨年購入したこの本が活躍する日がきました!



天気も曇りで散歩日和☁️



今日の工程です。
ガイドはボランティアの「おもしろ見つけ隊(?)」の方が二名です。


今回は「馬頭観音」をメインに見るそうです🐴


だいたい二時間の工程です。


さあ、出発です👣👣


公民館脇の道を進みます。



出発してすぐに最初の石碑に到着しました。
まずはお地蔵様にご挨拶を🙏
渋沢栄一公も通った古道の十字路にありました。



古道を下ります。
高麗川のきれいな流れ🏊



橋を渡った所にある馬頭観音です🐴

馬頭観音は現世に留まり、諸悪を駆逐し、衆生のあらゆる苦悩を断ち切ることを使命としています。



辻に立っていらっしゃいます。
風化し表情がわかりませんが、
馬頭観音は憤怒の表情をされています。
左の石塔は道標。右坂戸道、左吾野道。



しばし休憩。
ここは「清流」地区。いかにも涼しげな名前ですが、さすがに今日(15)は暑かった😵




あじさいが辛うじて、まだ咲いてました💠🌿‬ ܸ
ここの地区は少し高い所にあります。



石仏群です。もともとは別の場所にあり、こちらの集会場に集められたようです。

江戸時代、馬は交通・運搬・使役にとても重要な動物がでした。馬頭観音は馬の守護神として信仰されたようです。

特徴は頭に馬の頭が乗っかっています。



道端にきれいに咲いてました。




こちらは、未登録の馬頭観音との事。


日高市は養蚕が盛んな地域だったそうです。
養蚕の盛んな地域の馬頭観音には、頭が馬+顔がお姫様の場合もあるそうです(飼ってた馬と娘の恋愛の話があるそうです)。



不思議な植物?



ブルーベリーもなってました。
酸っぱいかな?



日和田山の入口で小休止💧
こちらの山は低山で、ハイカーに大人気です⛰️


蚕は「おしらさま」と呼んでいる地域もあるそうです。
1頭2頭と数えるそうです(人間に育てられているため)。
体重は1万倍にもなるそうです!



登山家「田部井順子」さんの石碑がありました。田部井さんはエベレストに登られた方です。
病気(?)の後、リハビリのために何回も日和田山に登られたそうです。



散歩もいよいよ終盤。
供養塔(大乗妙典)です。
通勤路で毎日お会いしてます🙏



鳩が麦を食べていました🕊𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎
近づいても逃げません。
夢中で食べてるようです🌾



最後の見学場所の長寿寺です。
なんと六面憧を撮り忘れました…


(こちらは実は高麗坂東の札所です。堂内見てないためまだ未掲載です)



ブラックベリー?
たわわになってました🍓


以上で公民館に到着し、終了となりました。


(まとめ)
・今回は石仏巡りのため参加してみました。わかりやすいガイドで、とても良く理解できました。
・今回は馬頭観音中心でしたが、他の石仏も見てみたいです。
・摩耗が進み、表情がわかりにくくなっている石仏もありました。野外は難しいです。
・今回改めて感じたことは、石仏は庶民のためにあるということです。どの石仏を見ても、地元の方によってきれいにされていて、とても大事にされていました。貴族でもなく、武士でもなく、庶民のためのもの。
一般の方が気軽に拝める仏様なんですね。

・ガイドのみなさん、お世話になりました✋😌👌




(石仏&石碑ガイド④)飯能市/借宿神社の狛犬

2023-06-11 08:51:00 | 石仏・石碑
さて、3回目の今回もここ1年くらいに見た中でインパクトのあった石仏を✋😌👌

来訪日:令和4年7月1日

石仏名:借宿神社の狛犬
分類:狛犬
所在地:飯能市長沢6
造立年:?
サイズ:高さ80cmくらいか?
駐車場:なし
トイレ:なし
区分:珍しい石仏&石碑


御祭神は日本武尊です。


日本武尊が東征のおり、この地を宿とした事を縁起としてます。



こぶりですが、キレイな形です。




目的の狛犬は、本殿前でなく、右手にあります。






ありました。
このなんとも言えない表情😄
なぜこのお顔に?


他の方のブログやGoogleマップでも、大好評です。


(コメント)
・今までこんな顔をした狛犬は見たことがありません。
基礎知識なく寄ったため、見た時は思わず笑ってしまいました。

・そんなに古いものではありません。

・小さな神社ですが、きれいにされています。近所の方が大事にされているようです。




(勝手な評価・コメント)
〇総合:★★★+【3.5】
・はじめて見るタイプの狛犬にビックリ👀✨

〇保存状態:★★★【3.5】
・摩耗あり。
・近所の方がきれいに掃除をしていただいているようです。

〇見学環境:★★+【2.5】
・駐車場なし

〇芸術・精巧性:★★★【3.0】
・彫りは細かくない

〇珍しさ:★★★★【4.0】
・他の市町村で見たことがない

〇親しみ度:★★★★【4.0】
・なんとも言えない顔。愛嬌満点


(参考)
・Googleマップ


*民家の近くですので、駐停車駐車厳禁で。また、大声での会話にはご注意を⚠️注意⚠️













(石仏&石碑ガイド③)日高市/勝軍地蔵

2023-06-03 07:26:00 | 石仏・石碑
さて、3 回目の今回もここ1年くらいに見た中でインパクトのあった石仏を✋😌👌


(レポート)
高麗坂東三十三観音の正福寺に行く途中。県道15号沿いに鳥居が見えました。用事が終わった後に寄ってみました。


県道15号沿い。
藤和ホームさんの駐車場の奥にありました。


最初に事務所に寄って、見学の許可をいただきました。


鳥居が見えてきました。


神社は小さいです。
御祭神は不明です。
きれいにされてます。



あれ?
隣に石の祠が。
中を覗き込んでみると、


見たことない石仏です。

なんか馬に乗ってない?
上の人物は鎧を着ているよう。
胸元がうっすら朱色です。
事務所の方に聞いてみましたが、不明です。


帰ってから、調べてみると。

(日高市の石仏がよくわかります)


石仏名:勝軍地蔵(しょうぐんじぞう)
分類:菩薩
所在地:日高市猿田38(神明社・藤和ホーム敷地内)
造立年:宝暦5年
サイズ:高さ75.5cm
駐車場:なし
トイレ:なし
来訪日:令和4年12月18日
区分:珍しい石仏&石碑


(勝軍地蔵とは)
坂上田村麻呂が東征の時に戦勝目的に作った地蔵様とのこと。鎧兜を着けて、右手に錫杖、左手に如意宝珠を持ち、軍馬に跨っている。戦勝祈願だけでなく、飢饉を避けれるという。


(コメント)
・たまたま散歩で発見。
存在は知ってましたが、初めて見て感激!


(勝手な評価・コメント)
〇総合:★★★+【3.5】
・はじめて見るタイプ石仏にビックリ👀✨


〇保存状態:★★★【3.5】
・祠に入っているため、良好。朱色が残ってます。
・道から少し入ったとこにあるため、排気ガスなどの影響を受けていない
・会社の方がきれいに掃除をしていただいているようです。


〇見学環境:★★★+【3.5】
・車通りが少なくゆっくり見れる


〇芸術・精巧性:★★★【3.0】
・彫りは細かくない
・見た目が柔らかい


〇珍しさ:★★★★【4.0】
・他の市町村で見たことがない


〇親しみ度:★★★+【3.5】
・馬にまたがってる姿はかわいらしいです


(参考)
・日高の石造物


*民家の近くですので、駐停車駐車厳禁で。また、大声での会話にはご注意を⚠️注意⚠️




(石仏&石碑ガイド②)ときがわ町/頭に〇〇を載せてます

2023-04-26 21:20:00 | 石仏・石碑
さて、2回目の今回はここ1年くらいに見た中でインパクトのあった石仏を✋😌👌

(レポート)
私のライフワークである、札所を見た後、Googleマップを開くと近くに石仏があるようです。
せっかくなので、見に行ってみます。

一番の札所を左に降りて行くと、すぐに見えてきました👣👣



面白い形。桃みたいです。🍑
ん?、頭に何か載ってない?

なんと頭に鳥居が!!⛩⛩


他の方のブログを見ると、「宇賀神」と書いてありました。

サッカーの浦和レッズの選手でいたなあ⚽

写真写りがよくないので分かりづらいのですが。鳥居の下にも何かあるようです。

ググってみると、鳥居の下にはとぐろを巻いた蛇(蛇神)やおじいさん(福の神?)の場合もあるとのことでした。上の部分が「宇賀神」ということです。
ただこの神様の出自はよくわかっていないようです⟵私の調べが足りないのですが📖´-


さて、像にもどって下の部分は仏教での神様の弁財天。





鳥居&🐍か👴+弁財天が合体して「宇賀神弁財天」となるそうです
(なんかマジンガーZみたいなイメージ)

なんかはじめて見るタイプの石仏でしたので、前から後ろから嘗めるように拝見しました👀



岩の上に鎮座されています。
自然石のようです。

石仏名:宇賀弁財天
分類:弁財天
所在地:ときがわ町西平523近辺(女人堂下あたり)
造立年:安永6年
サイズ:像の高さ60cmくらいか?
駐車場:なし(徒歩5分ぐらいにトレッキングコース専用駐車場あり。Googleマップ参照)
トイレ:なし(上記同じ)
来訪日:令和5年2月25日
区分:珍しい石仏&石碑


(まとめ)
・今まで見たことがないタイプの石仏です。

頭には鳥居が載っています。

・他の方の書き込みを読むと鳥居の下の彫り物が「宇賀神様」らしいです?よくわかりませんでした。

・「宇賀神」とは日本で中世以降信仰された神でとのこと。財をもたらす福神として信仰されたようです。体を蛇に巻き付かれている写真もありました。

・像は八臂です(八本の手)。八本は多い方です✋


(勝手な評価・コメント)
〇総合:★★★+【3.5】
・はじめて見るタイプ石仏にビックリ👀✨

〇保存状態:★★★【3.5】
・摩耗あり。鳥居下の宇賀神様はよくわからない。
・近所の方がきれいに掃除をしていただいているようです。

〇見学環境:★★★+【3.5】
・車通りが少なくゆっくり見れる

〇芸術・精巧性:★★★【3.0】
・彫りは細かくない
・像の形は栗?桃?

〇珍しさ:★★★★【4.0】
・他の市町村で見たことがない
・岩の上に鎮座。磐座の部類か。

〇親しみ度:★★★+【3.5】
・頭に鳥居が載ってるという姿は面白いです


(参考)
・Googleマップ
・円泉寺さんのブログ

*民家の近くですので、駐停車駐車厳禁で。また、大声での会話にはご注意を⚠️注意⚠️




(石仏&石碑ガイド①)毛呂山町/棚橋の馬頭観音

2023-04-13 20:09:00 | 石仏・石碑
(はじめに)
私は現在、札所とご開帳(仏像)を中心に週末散策&散歩をしていますが、石仏&石碑巡りもしています👣👣

そもそも散歩は、おととしのコロナ渦がきっかけです😷
楽しみにしていた飲み会もなくなり、おでかけもできなくなりました。
行くとこもないので、以前に資料館で貰っていたガイドマップに載っていた寺社や石仏を制覇しようと思ったことがきっかけです。
寺社を見るのはもちろん楽しいのですが、石仏もなかなか面白味があります。

石仏は、お寺や神社を訪ねるよりも敷居が低く、AKB48じゃありませんが「(気軽に)会いに行ける仏様」といったとこでしょうか。

一言に石仏といってもいろいろな種類があります。
お地蔵さまが有名ですが、馬頭観音🐴や庚申塔などもよく見かけます🐒
また、馬頭観音であっても、お顔お姿が同じものはありません。
大きさや造りもまちまち、それぞれに個性が感じられます。

探し始めると割と見つけやすいです。
まるで石仏から呼ばれているように感じる時があります。
なにげなく歩いている時や運転中に気配を感じ、そちらを見ると石仏がある事も多々あります(心理学では「カラーバース効果」といわれるもの?)

さて、話しも長くなりそうですので、早速本題へ。

石仏の説明は簡単にします。
私はもともと見る鉄ならぬ「見る仏(みるふつ)」です👀✨

ですから、いつ頃立てられたかや大きさはどれくらいか、などはあまりよく調べていません。

感動したか、珍しいか、キュートかだけです✋😌👌

今までにきちんと数えてはいませんが、300体以上の石仏に出会い、写真に収めさせていただきました
ただし、お墓に関連するものは撮らないこととしています😇

月に1、2回くらいは、今まで撮りに撮りためた石仏&石碑をご紹介できたらと思います📷´
(そもそもブログ始めたのも写真整理のため)


さて、映えある第1回目は、やはり一番好きなイチオシ✨️の石仏を✋😌👌

石仏名:棚橋の馬頭観音
分類:馬頭観音像
所在地:毛呂山町長瀬158
造立年:安永3年(1774)
サイズ:高さ64.5×幅39.0
駐車場:なし
トイレ:なし
来訪日:複数回
区分:好きな石仏&石碑


ダントツの1位🏆
アルカイックスマイル( ◜ω◝ )


お地蔵さまとツーショット📷´-


(勝手な評価・コメント)
〇総合:★★★★+【4.5】
・おすすめ度 No.1

〇保存状態:★★★★【4.0】
・摩耗少。文字も読めます。
・県道から少し入ったとこにあるため、排気ガスなどの影響を受けていない
・傾きも少なく、近所の方がきれいに掃除をしていただいているようです。

〇見学環境:★★★★【4.0】
・県道から少し入ったとこにあり、車通りが少なくゆっくり見れる

〇芸術・精巧性:★★★+【3.5】
・アニメ風
・彫りは細かくない

〇珍しさ:★★★+【3.5】
・三面八臂(顔が三面、手が八本)。毛呂山町内ではここだけ
・寒中講(寒い時期にお講をやった記念?ここ以外で見たことなかったような)

〇親しみ度:★★★★+【4.5】
・丸みがあり愛嬌満点
・口元の笑みや頭の上の馬など、キュート🐴

とても好き過ぎて、2年間くらい待ち受けにしてました。
最近は札所巡りでなかなか会いに行ってませんが、近いうちにお訪ねします𓂃𓈒🐕

更に詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ📖´-
毛呂山町図書館にあります。


江戸時代のみなさんも熱心に拝んでいたと思うと、つくづく石仏&石碑は今も昔も私たち庶民の心の拠り所だと思います🙏🏻✨

*民家の近くですので、駐停車駐車厳禁で。また、大きな声での会話にはご遠慮ください⚠️注意⚠️