苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2010年9月26日 【十方山・水無瀬渓谷】其の二 完

2010-10-03 | 北摂エリア
【其の一】JR山崎駅~十方山~ベニーカントリークラブ




それでは、柳谷聖苑を過ぎたあたりからの続きです。
道路を歩いてから、11時頃ベニーカントリー倶楽部を通過しました。
その後、おおさか環状自然歩道に入り、山道を進みます。

目指すはギロバチ峠です。
おどろおどろしい印象を受ける名前ですね。


















島本町立キャンプ場

ゴルフ場から山道に入り5分ほど、島本町のキャンプ場を通ります。
一応水道設備など有りましたが、使えたのでしょうか?わかりません。



















11時20分 ギロバチ峠

おおさか環状自然歩道に入り5分も歩くとギロバチ峠に到着しました。

え、ここ?

という感じに、山道の脇に木製のテーブル、イスが登場します。
展望も良く、食事スペースもあるということでここで昼食をとることに決めていました。

でも、今は木が茂っていて展望は有りません。
ベンチも、あまり奇麗とは言えません。

それでも、予定どおりお昼としました。
今日もバウルーでホットサンドです。美味しい。

11時20分~11時50分 お昼休憩


この日は何かのイベントでもあったのか、それともこの辺はそういう道なのか、
やたらとトレイルランニングしている人が目の前の山道を通って行きました。
平坦で危険の無い道なので、トレランに良いのかもしれません。

それにしてもここは、自然に通行者と目が合う位置にあります。
とても気を使う昼食でした。
最後は、休憩しようとした年配のご夫婦に場所を譲るように出発しました。





























ヤマジノホトトギス(学名:Tricyrtis affinis)ユリ科

途中、ヤマジノホトトギスが咲いていました。
(上の写真はまだ花被片が開ききる前)








こんな薄暗い谷間の道を歩いていて、
ふと目を落とした足下にこんな花が咲いていたら、ハッとさせられます。



いつも道程の写真にてんやわんやで、
撮影した植物などの写真が大抵アップできていません。
でも、こういう風にアップできると、当時のボクの視線がわかって面白いです。












白い小さなキノコ




























植林地を歩きました。
そういえば谷間だったから、スギが植わってたのかな?





















アジサイです。ヤマアジサイで良いのかな。




















沢の流れに沿うように、テクテク進みます。

























丸太橋がありました。
腐りかけているので注意が必要です。



















途中、小さな滝などもあり、心地よく歩くことができます。














と、思っていたら、ヘビ。



ヤマカガシです。

うめ子は運良く通過した後だったので、
このヤマカガシはボクの格好の撮影対象となるのでした。










山道の真ん中をヌタヌタと進んでいます。
わりと大きくて、貫禄がありました。









最後は近付き過ぎたボクに驚いて、沢に飛び込んでしまいました。

この後そそくさとうめ子の後を追いかけたのですが、
ヤマカガシは、ボクが居なくなるのをどこからか観察していたんでしょうね。















とても良いコースなんですが、
少し荒れている感じがします。
おおさか環状自然歩道と言っているくらいなのですから、
もう少し整備したほうが良いんじゃないでしょうか。














このマップを見る限りでは、ここから西光寺あたりまでが水無瀬渓谷になるんですね。
「現在地」の少し前、右折するようになっていますが、道標があり、
それが12時25分頃のことでした。











































13時00分 水車?

古びた水車のようなものがありました。
この他にも、谷の下に廃屋となった小屋がちらほら有ります。
どういった施設の残骸なのでしょうか。



















彼岸花とうめ子。

「ブログのテーマの名前が付いている花よ、撮っておいたら?」






お!?確かに「苦楽の彼岸」だものな。















ヒガンバナ(学名:Lycoris radiata)ヒガンバナ科

鱗茎は有毒。昔からおばあちゃんに「あの花は危ない」とよく言われていたものです。
また、墓所の近くなどでよく見かけました。
それらのせいで、ボクやうめ子には、あまり明るいイメージのある花ではありません。
たまに病院などに飾られていたりして、かなり引くことがあります。
菊の花レベルです。

彼岸にこの赤い花がポツリポツリと咲いている姿は、
ボクの「田舎」の原風景の中に確かに存在しています。
















乙女の滝が見えてきました。

















河原まで5メートルほど、急な斜面(ほぼ崖)を下ると乙女の滝に近付けます。
でも、危険だし上の写真でも分かるように、近付いたからといって道から見るのと大差はありません。





















河原のカエル













乙女の滝でまごまごしていたボクを、
5分ほど歩いた先の河原でうめ子が待っていました。
道の上から見ていると、河原をうめ子がちょこまかと移動しています。
どうやら隠れようとしているんですが、
わずかばかりの木々があるだけですからまる見えです。







ここで10分ほどおやつ休憩をとりました。
広くてのんびりとした場所です。
























まだまだ秋の到来は感じません。
うっそうとした緑の中を歩きます。













こうやって見ると、意外にザックはパンパンですね。
自分では小さなザックを背負っている感じなのです。
そして、その小ささをカバーするために、雨も降る気配無いのにレインコート入れてみたり。
無駄なものがかなり入っています。














びっくりしているみたいですが、別に何かあったわけではありません。



















谷に落ちた倒木を覗き込む、帽子の跡が頭に残るumebocの後ろ姿です。





















水無瀬渓谷も終わり、集落へと出てきました。






















しゃくだい(尺代)橋

13時35分頃、いつのまにか西光寺を通過していました。

水無渓谷を過ぎてからの道は駅までずっと道路でした。













14時00分に、若山神社のあたり。



JR島本駅が見えてきました。
見通しの良い場所にある駅です。
電車が通過していく姿も、じっくりと見ることができます。











14時20分 JR島本駅

移動距離15キロ、6時間30分(休憩時間含む)の山歩きでした。

平たんな道でらくでしたが、15キロも歩くとやはり疲れました。
家に帰って、昼寝をしたいものです。
山のあと、家で午睡するのは、子供の頃のプールのあとみたいでたまらなく気持ちいいです。



それでは、まったね~。


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