みなさま、こんにちは。 台風、大丈夫だったでしょうか?
さて、今回は10月4日に行われた四日市市環境学習センターと川づくり会議みえとの共催で行われた「三重県の川と流域を訪ねる」三泗地区編の模様をお伝えします。
当初は午後1時半ごろ海蔵川の御舘橋付近で北勢バイパス工事と環境保全活動の模様を30分ほどお話するだけだったのですが、バスの席に余裕があるので急遽朝からバスに乗って参加しました。
定刻通り9:00に出発して1番目に行くのは菰野町の御在所岳中腹にある北谷という場所です。 鈴鹿スカイラインを通り御在所ロープウェイの下を潜った最初の橋のかかる谷が北谷です。 登山をされている方なら御在所岳裏道登山口といった方がわかりやすいでしょう。
平地から見ると丸で囲んだ部分に見える青い橋が上の写真の橋です。
この場所は平成20年9月2日から3日にかけての鈴鹿山系集中豪雨で特に被害が大きかった場所です。 下の砂防堤防はそれまではほとんど空の状態だったそうですが、今は写真の様に一晩で一杯になってしまったそうです。 この堰のおかげで下流域の湯の山温泉は被害を軽減できたそうです。
その上流に新しい砂防堤が出来上がりました。 今までのとは違って川が流れる部分が鉄のパイプでできています。こうすることで普段の雨の時は細かい砂などは下流に流れて、ゲリラ豪雨時は大きい破壊力のある岩や石を格子状の部分で受け止めるそうです。 山の砂は海に流れて砂浜を形成すすのにかかせません。 見た目はすごいですが、あたらしい技術に期待大ですね。
その次に見学したのは三滝川を下流に下って菰野町神森にある蟹池にいきました。 三滝川は途中から伏流水になっており、この場所から湧出するところです。 さすがに透明度が非常に高く、澄んだ水がこうこうと湧き出ていました。
お昼ご飯を蟹池近くの四日市酪農の駐車場でいただき、アイスクリームを食べてリフレッシュしていよいよ海蔵川に向かいました。
海蔵川では御舘橋付近で北勢バイパスの工事に伴う絶滅危惧種の保全活動の模様を皆さんにお話ししました。残念ながら説明していたので写真がありません。申し訳ございません。
海蔵川の解説もそこそこにお次は三滝川中流域、野田橋付近に向かいました。
三滝川ではおなじみ東産業の榊枝さんが先に生き物を採集して水槽に展示してくれていました。 オイカワやマハゼに交じって20cmほどのアユもいました。三滝川は堰がないのでもう少し上流までアユが遡上してきます。また満潮時には潮が結構上流まで上って来るので汽水域の生き物も観察する事ができます。 海蔵川との大きな違いですね!
榊枝さん一人で朝から採っていたそうです。お疲れさまでした!
さて最終目的地は朝明川の河口部に広がる高松干潟です。 この場所の案内はもちろんこの人、高松干潟を守る会の会長、水谷さんです。
干潟の重要性や生き物について説明していただきました。 残念ながら満潮と見学時間が重なってしまい、干潟まで行くことが出来ませんでしたが、堤防から降りたところで色々なカニを見ることが出来ました。 水谷さん、ありがとうございました。
朝から足早に山の上流部から最後の河口部までいろいろ見て廻ることが出来ました。
大変貴重な体験をさせていただく事ができました。 スタッフのみなさま、ありがとうございました。次回もぜひよろしくお願いします。
また参加されましたみなさま、バスでの長旅?大変お疲れさまでした。 また時間がありましたらゆっくりと海蔵川をご案内いたしますね!