うみくら通信

四日市を流れる海蔵川をメインフィールドに活動する海蔵川探検隊・うみくらの活動ブログです。

エココロンブス号 ~山・川・海のつながりを学ぶバスの旅~in朝明川

2014-08-10 13:57:44 | 日記

みなさま、こんにちは。

台風、大丈夫だったでしょうか?

 

さて今回は少し前のことになりますが、8月3日(日)に四日市大学エネルギー環境教育研究会と四日市市環境学習センターの共催で行われた、「エココロンブス号 朝明川から伊勢湾へGO!」の模様をお伝えします。

それぞれ赤チーム、緑チーム、黄色チームの三班に分かれて、僕は黄色チームのチューターを担当します。

 あいにくの雨の中、四日市大学に36名の親子が集まってくれました。 受付をすまして大型バスに乗って早速朝明川上流部、朝明渓谷に向かいました。 バスの中で簡単な自己紹介をしたあと、四日市大学環境情報学部の千葉先生のお話を聞いて朝明川につていの予習をしました。

雨が降っている中、みなさん色々な生き物を採ってくれました。 さすが源流に近い場所だけあって水質階級Ⅰの「きれいな水」の生き物ばかりです。

ちなみに水中の様子は・・・

かなり遠くまで見通せる透明度です。 雨が降っていても川底が花崗岩質なので結構明るく感じます。

 

 生き物調査・観察会が終わったあと、15分ほど歩いてみんなで「植樹の森」へ行きました。

この場所は2008年の集中豪雨で土砂崩れがおきた場所に、有志や地元企業の協力で赤茶けたこの場所に在来種の樹木の苗を植えて山の保水力、環境などを整える活動の拠点になっているところです。 しかし、せっかく植えた苗もほとんどが育っていませんでした。その原因はほとんどが鹿による食害だそうです。 根本的な対策はたってないそうです。 みなさん、鹿肉を食べましょう! 料理次第で臭みもなく大変おいしい食材です。 増えすぎた鹿の対策は増えた原因が人間にあるので、人間による間引きしか無いようにおもいます。 この増えすぎた鹿の問題はこの植樹の苗の被害だけではなく、もっと身近にあります。 それは今回も2,3人被害にあいましたが、ヒルの被害です。ヒルの生息場所が山からどんどん里山へ、人間の生活圏のすぐそこまで忍びよってきている事です。この原因は山に食物がなくなった鹿が里まで下りてきてそれと同時に体についたヒルを運んできたから。と言われています。 この時期山へ行く時はヒル対策を万全にして行きましょう!

 

 さて雨の中、軽い登山をした後はバスに乗り今度は朝明川中流域へ向かいました。 ここでは橋の上からバケツをロープで川まで降ろして水を採集してパックテストを行いました。 残念ながら写真を撮る暇がありませんでした。 橋の上から川の状態を観察しました。 ここまで下ってくると川底の様子や水温等がずいぶん違う事がわかります。 また、橋の上からたくさんの魚(たぶんオイカワ、アブラハヤ)がおよいでいるのが確認できました。

 

 再びバスに乗り込んで、いよいよい朝明川河口部、高松干潟に向かいました。

高松干潟では「高松干潟を守る会」代表の水谷さんが案内してくれました。 干潟がいかに重要な場所なのかなどの説明を受けたあと、さっそく干潟へ降りていきました。

ちょうど干潮時間のため砂浜が広がっていました。 

ここでは干潟の生き物観察をおこないました。 カニ・カイパラダイスですね。

 

いろいろなカニを観察した最後に水谷先生がスナガニの採り方を教えてくれました。 直径3cmほどの穴に乾いた砂を入れて、それを目印にどんどん掘っていきます。

すると甲羅の大きさが3,4cmほどのスナガニが! 残念ながら掘っているのをみていて写真撮るの忘れてました。 結構ハマるかも・・・。

 

朝10時から始まり午後4時30までの6時間半で朝明川源流部から河口までを足早に見てきました。 

雨の降る中、参加されたみなさま大変お疲れさまでした。 結構疲れましたか?  夏休みの自由研究のヒントになれば幸いです。

 

 スタッフのみなさま、ほんとお疲れさまでした。 忙しかったですが、大変勉強になりました。

次回もぜひよろしくお願いします。!

 



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