うみくら通信

四日市を流れる海蔵川をメインフィールドに活動する海蔵川探検隊・うみくらの活動ブログです。

2014奈佐の浜海岸清掃

2014-10-13 14:21:03 | 日記

みなさま、こんにちは。     2週連続で台風が接近してきています。 無事に通り過ぎることを祈るばかりです。

 

 さて、今回は10月12日(日)に鳥羽市沖の答志島にある奈佐の浜の海岸清掃の模様をお伝えします。

この清掃はわれわれ「うみくら」も加盟しております「22世紀奈佐の浜プロジェクト委員会」の主催で平成24年から行われております。

22世紀奈佐の浜プロシェクト委員会の詳しい説明は昨年度(下記アドレス)の模様をご参照下さい。 

http://blog.goo.ne.jp/umikura17/e/763884ed24f90aac62468a430941e715

またはプロジェクトのHP https://www.facebook.com/nasanohama  です。 是非ご覧ください!

 

  さて今年は大型の台風19号の接近で心配しましたが、万が一の雨具の準備も空振りに終わって気持ちいい天気の元行われました。

 

昨年は都合上自家用車で鳥羽まで走りましたが、今年は四日市よりマイクロバスに乗って楽しくいきました。 バスは先日もお世話になりましたイオンチアーズ尾平店のみんなと、これまた先日お世話になりました大瀬古町子供と地域の輪を育む会のみなさんと、うみくらからは僕と隊員1号(長女ですね)の2人で参加しました。 バスの運転は大瀬古町子供と地域を育む会の代表の井上さんが運転手をやってくれました。  2時間程の道中でしたが、クイズなどもあり楽しく現着いたしました。

鳥羽からは連絡船に乗って15分程で答志島桃取漁港に到着です。

 

 今年も「桃取天神太鼓」のお出迎えを受けました。 みなさん。ありがとうございました!

 

 太鼓演奏の後はいよいよ奈佐の浜に向かいます。 今年も歩いて向かいましたが、途中で軽トラに拾ってもらい半分くらいしか歩かずにすみました。

到着したらもうすでに先着した人たちはゴミを拾っていました。 我々も早速人のあまり入っていない奥の浜へ入って清掃を開始しました。

今年は昨年度よりもゴミが少なかった様に感じました。

それでも合計で1,250kgほどのゴミが集まったそうです。

今年も300人ほどが愛知、岐阜、三重の三県から集まってきましたのでおよそ1時間ほどでプラスチックやペットボトルなどはきれいに片づけられました。

 清掃後は集合写真を撮ったあと、ちょっと足早に隊員1号と二人で歩いて桃取漁港に向かいました。 それは途中の道から見える奈佐の浜の写真を撮りたかったからです。

昨年も同じ場所で撮りましたが、こんなカメラの画角に収まる位の小さな浜に伊勢湾のゴミのほとんどが流れ着く現実を再認識するために今年もこの場所から浜を眺めたかったんです。

 

 桃取り戻ったら早速お昼です。 今年も地元で採れた食材のお弁で大変おいしくいただきました。(大きなエビフライが入って入たのですが、アレルギーのため食べる事が出来ず泣く泣く隊員1号にあげました)

お弁当を食べた後は「第3回奈佐の浜シンポジウム」の開催です。  毎年海を守る活動をしている人の紹介を行っているのですが、今年は「鳥羽の新名所 白滝大明神ができるまで」と題して 白滝大明神の道を独りで開拓したり、古民家を改装して「どんぐり小屋」を運営する 松本茂樹氏 のお話から始まりました。

白滝大明神の詳しい場所などはHP http://shiratakisan.jp/dongurikorokoro.html をぜひご覧ください!

 

 続いて「伊勢湾の漂着ゴミシュミレーション」と題してコンピュターを駆使した先進的な調査を行っている、時々お世話にもなっております四日市大学教授の千葉 賢先生、

 

 そして最後に「空中画像からみえる奈佐の浜」と題してラジコンの飛行物体を使ったク空中撮影を行ってそれらの画像をコンピュータを使って3D写真を作って地形を解析し防災などに役立てる研究をしている、中部大学の 杉田 暁先生のお話。

 

 以上3人の発表がありました。  杉田先生が実際に撮影に使用している実機をもってきてくれました。上の写真のへり型のラジコン機で撮影するのですが、意外に軽く、大きさも50cm四方ほどですが、結構鮮明な画像が撮れていました。 この機種で上空120mほどから撮影できるそうです。 ちなみにお値段は10万円ほどらしいです。 思っていたより安いです。 激安感があります。 これで海蔵川を上空から上流から下流まで撮影してみたいです!

 

 その後、「海の博物館」館長の石原 良剛さんの「100年後にむけて今後の課題」と題してお話をして下さいました。

 

 最後に「22世紀奈佐の浜プロジェクト委員会委員長の小浦 嘉門氏のお礼の挨拶で終わりました。

 

 

 また写真はないのですが、別の場所でこれからの時代を担う愛知、岐阜、三重の3県から参加している学生が集まって「第1回学生交流会」が行われました。 これからの彼らに期待大です!

 

 帰りの船は高速船でした! カッコいい! 早い! 揺れが少ない! すばらしい船で感動でした!

 

 

 鳥羽の佐田浜に着いてから三重県の未来の活動を担う若者たちだけで集合写真を撮りました。隊員1号も一緒です。

 

 

 その後三重県の参会者全員で集合写真を撮りました。 

奈佐の浜の漂着ゴミを5年後に3分の一、10年後の半減、100年後にゼロにという目的の中、今年も多くの人が参加しました。

しかし10月13日から14日にかけて通過する台風19号でまた多くのゴミが漂着するでしょう。 でもマスコミが我々の活動を取り上げてくているおかげで少しずつ、ほんとに少しずつですが人々の関心の目がこの場所に向けられているようなので、希望を持ってまたゴミ拾いに参加したいと思います。

 

 参加されましたみなさま、スタッフのみなさま、答志島桃取地区のみなさま、大変お世話になりました。お疲れさまでした。

次回もぜひ参加したいともういます。 ありがとうございました!



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