みなさま、こんにちは。 今日も暑かったですね! ここのところ、梅雨なのに雨が非常に少ないです。 われわれからしてみれば、観察会等が予定の日程で出来るのでありがたいのですが、気象学的にみれば、後半で豪雨などの災害をもたらす様な大雨が心配です。
さて、今回は昨日6月24日に行われた富田小学校での川の水生生物調査の模様をお伝えします。僕は今回川の先生として参加させていただきました。
「川の先生」は、小学校などで子どもたちに、川や川にすむ生きものの魅力を伝えるために水生生物調査の指導と安全管理を行います。
初心者の方や女性の方など、子ども好きな方ならOKです。 ・・・ 四日市市環境学習センターの募集チラシより。
といいう趣旨の元研修を修了した人には「川の先生 認定証」が頂けます。 学校の授業時間なので当然平日なのですが興味のある方はぜひ来年度受講してみてはいかがでしょうか?
それでは早速本題の富田小学校の話題にもどります。
当日は朝からいい天気だったのですが、大変蒸し暑いひでした。 4年生は3組までありその中の僕は2組の担当です。
調査場所は3か所に分かれていて我々2組の場所は学校の真横です。 あっ、今回調査する川は十四川です。春には四日市では僕のフィールドである海蔵川と並んで桜の名所として知られています。 しかし川幅は4mほどしかなく、コンクリート3面張りの川というより用水路のような感じの川です。
川に入るのも脚立を使って降りていきます。 水深は15cmほど、住宅街を流れる川なので匂いも少々ドブ臭いです。川底には藻がいっぱい生えており、藻をすくいながらの採集となりました。
早速生徒のみなさんを川へ降ろして調査開始です。 さて、何がとれるかな?
およそ30分ほどの調査を終えて生徒さんたちを堤防の上へ整列させて採れた生き物を分類します。
さすがに今回も富栄養化した川なので採れた生き物を分類していくと、やはり「とてもきたない」川になってしまいました。 過去3年間やっているのですがいままで全部水質は「とてもきたない」でした。
学校へ戻って各組の判定結果を見ると、2組・3組は「とてもきたない」に、1組だけなんと1ランク上の「きたない」という判定結果が出ていました! 1組の調査ノートを見てみると我々2組より少し上流なだけで採れた生き物が随分違う事がわかりました。ウナギも採れたようです!
来年も再来年も毎年この調査を行っていき、少しでも水質ランクを上げれる様、今日の話を子供から聞いた周りの大人たちが少しでも日々の行いに気を付けていただけたらと思います。
生徒のみなさん、先生方、四日市市環境学習センターのみなさん、そして川の先生のみなさま、暑い中お疲れさまでした。
次回もまたよろしくお願いします。