古代オリエント博物館「世界の文字の物語 ーユーラシア 文字のかたちー」を観たのでございます。
http://aom-tokyo.com/exhibition/160409_writing.html
現在世界中で使われている文字は100種以上あれど、そのルーツは僅か数種。
本展では、文明が誕生した頃の中近東、エジプトからシルクロード、そして日本まで、ユーラシア世界の5千年の文字の歴史を辿るのでございます。
構成は以下の通り。
1:西アジアの古代文字
2:古代エジプトの文字
3:アルファベットの始まり
4:ユーラシアを駆け巡った文字
5:アラビアの文字
6:東アジアの文字
7:日本列島の文字
会場に入ると、225㎝のハンムラビ法典碑(複製)がお出迎え。
その後は30種以上の文字を記した様々な考古・歴史・美術資料が展示され、解説も分かり易うございます。
わたくしには興味深い内容で、個々について書くと長くなるので省略いたしますが、貸切状態の館内でじっくり楽しみましたのじゃ。
ロビーでは、楔形文字、ヒッタイト象形文字、ヒエログリフの3種のスタンプを自由に押して遊べます。
わたくし古代エジプトのウサギ女神ゆえ、3種とも「ウェネト神」と押しましたぞ。
楔形文字は左から右へ、ヒッタイト象形文字は最初の列は右から左、次の列がある時は左から右へ、ヒエログリフは上から下に押しますのじゃ。
楔形文字とヒッタイト象形文字は「神」を名前の前に押さねばならぬのに、名前の後に押してしもうた。
ヒエログリフは成功。なんたって古代エジプトの文字ですからのぅ。
このスタンプセット、欲しいぞよ~。
お伴のEは小学生の頃、ヒエログリフを一生懸命練習したのでございますが、鳥アタマゆえすっかり忘れてしまったそうな。
ワークショップ 「古代文字を書いて楽しむ」(ヒエログリフ編・楔形文字編)も参加しとうござりましたが、都合つかず残念無念。
会期は6月5日まで。
その後7月9日から9月4日まで、大阪府立弥生文化博物館に巡回いたします。
余談ですが、当博物館の文字に関する展覧会は、いつも興味深いのじゃ。
Eは数年前の展覧会で、ペルシア書道一日体験教室に参加してたいそう楽しかったそうなので、その時の写真もついでに貼っておきまする。
お持ち帰りできる竹ペン、お手本や資料、練習用と清書用の紙なども用意され、先生が丁寧に指導して下さりました。
ペンは本来は葦ペンですが、日本では入手しづらいゆえ竹を削って作るそうな。
先生のお手本を見ながら、線や点、まるっとした文字、くにっとした文字を練習するのですが、右に尖った斜めの形のペン先で、右から左に強弱をつけて書くのは、不器用大王Eにはたいそう難しかったのじゃ。
『王書』の中の、霊鳥スイーモルグについて書かれた一節のお手本。
頂いた霊鳥スイーモルグのお写真。世界中の鳥の羽の色を持つという霊鳥、素敵じゃ。
一日体験教室、また開催して欲しいものよのぅ。
★おまけ画像
ランチ。ナンが特大過ぎて写真に入り切らぬ。タンドリチキンもっと持ってまいれ~!
最近のお気に入り♪ハーゲンダッツのアルフォンソマンゴー&クリーム。