お供のEが持病の扁桃腺で熱を出し、ここ数日間どこへも行けておりませぬゆえ、先週観て書きそびれた展覧会の中から3つほど書きまする。
アクセサリーミュージアム「企画展Vol.30 オールドノリタケ ~近代輸出磁器の煌めき~」
http://acce-museum.main.jp/exhibitions.html
アクセサリーミュージアムを訪れたのは久々なのじゃ。
祐天寺の閑静な住宅街にある個人の邸宅がミュージアムになっており、コスチュームジュエリーや美術品などが各部屋に常設展示されているのでございます。
企画展は最後のお部屋(企画展のみ写真撮影可)
オールドノリタケは、明治18年頃から昭和10年頃までノリタケカンパニーの前身の森村組と日本陶器で作られ、主にアメリカへ輸出された磁器。
こじんまりとした展示で、構成は時代別に3つのテーマに分かれておりまする。
【近代磁器の黎明】
近代輸出磁器の黎明期は、産業界の外貨獲得・殖産興業の方針のもと、技術やデザインの向上や改良が進んだのですな。
初代宮川香山の釉下彩香炉。
大正時代のベビードール(森村組MB)もおる。
【煌めきと輝き】
アメリカで好まれるようなデザインで、様々な花器や壷など作ったのでございます。
ままま眩しいっ。運気も上がりそうな黄金色のコーヒーセットじゃ。
わたくしの故郷、エジプトがモチーフの化粧セット。
【アールデコの光】
大正11年、日本陶器はアール・デコラインの生産を開始。
ノリタケ・アール・デコの重要なデザインのモチーフのひとつは女性。
デコレディの香水瓶やパウダー入れ。
シスターズボウル。
ピエロも、ノリタケ・アール・デコで多く用いられたアイテム。
ヒール靴を履いた女性のピエレッテの灰皿と小物入れ。
アール・デコは鉱物のイメージも。ジュエルコーヒーセット。
右はエジプト文様ボウル。
会期は4月29日まで。常設展も素敵でございます。
そして、フジフイルム スクエアの2つの展覧会。
富士フイルムフォトサロン スペース2「五十川満 写真展 世界一美しい猫たち」
http://fujifilmsquare.jp/photosalon/tokyo/s2/17030302.html
(会場内写真撮影可)
おお~、見た事もない高貴で美しい猫たちじゃ。
猫の個性を際立たせるよう、背景やライティングもこだわったそうな。
ご来場記念キャンペーンでポストカード頂きました。ありがとうござりまする~。
会期は3月16日、明日まででございます。
同フロアの写真歴史博物館では「入江泰吉 作品展『心の原風景 奈良大和路』」開催中。
http://fujifilmsquare.jp/detail/17010404.html
奈良大和路を写したカラー写真が24点。
いずれも美しく、うっとり見入ったのでございます。
こちらの会期は3月22日まで。