ケルンの水を使って500年以上前から作られている伝統のある、泡のきめ細かいフルーティーなビールです。やはりドイツはビールが美味しい。ケルッシュ・ビアはケルンの市部で醸造されたものだけを言う。香り、味、色と全てが品がよく優しい…美味しかった。
ハイネの詩、”なじかは知らねど心わびて、昔の伝えはそぞろ身にしむ”で有名なローレライ岩の裾をまわり、いよいよケルンへ向かいます。川幅が最も狭く河底には多くの岩があり度々船が事故を起こした事から、船頭が美しい女性に魅せられ舵取りを誤ったと言う伝説が伝わっていますよね。大概は対岸や船から眺めるのですが、岩の裾を廻っていくのも乙なもの。
聖職者と言えば全てに清く正しく美しいと理解しますが、中世では権力や金銭欲にまみれ幾つもの諍いを起こしています。ドン・ペリニオンやドン・ルイナートなど、修道士の名前であることは周知の事実です。これは象徴的な像だと思う。
リュウデスハイムにはたくさんのワイナリーがあります。一応古い甕やパンチボール、ガラスのボトルなどを飾って見せていますが、一番の目的はワインの販売です。試飲と称してグラス一杯以上朝から飲んでしまった。爽やかなもの、酷のあるもの…と段階をふんでスタッフはお金持ちの日本人に一生懸命です。