サント・フォワ修道院教会の隣に宝物館があり聖女フォワの遺骨を納めた黄金の像がある。巡礼者によって贈られた大粒のエメラルド、ルビー、サファイヤが埋め込まれ純金製で9世紀から10世紀に造られた。7,80cmぐらいと思われる。(撮影禁止なので現地で買ったガイドブックより)
正面入り口に刻まれた半円形の空間(タンバンと言うそうです)を飾る彫刻「最後の審判」はロマネスク美術の最高傑作と言われているそうです。キリストを中心に左側には聖人や善人のいる天国、右側は罪人や悪魔のいる地獄を示している。逆さに吊られ蛇に絡まれ、怪物に頭をかじられる、お酒ばかり飲んでいた人はワインを吐かせられるなど罪の数々が描かれています。しかし罪に悶える罪人が何故かユーモラスに見えるのは(現地で買ったガイドブックには拡大写真が載っている)漫画チィックに石像が彫られているからかも…と思った。
巡礼者たちが訪れるサント・フォワ教会は4世紀初頭わずか12歳で殉教した聖女フォワに捧げられた教会で世界遺産です。彼女の遺骨は近郊の教会にあったが、9世紀の始め修道士が村を盛り上げるため彼女の遺骨を盗みここへ持って来たと言います。11世紀半ばに教会が建てられフランス・ロマネスクを代表する教会だそうです。
お仲間の皆さんはHappy birthdayを歌ってくださり、K旅行社からプレゼント、当地名産のパステルの布巾(リネンと綿の混紡)を頂きました。キッチンの布巾なんて勿体無くて、テーブル・クロスのポイントに使おうと思う。ツアー・ディレクターHさんのセンスが光っています。有難う。