通訳（ツアー・ディレクター）付きですがフランス人の英語は面白い。ゆっくり話すから専門語以外は解り易い。最後に「可笑しな英語に付き合ってくれて有難う」と言っていたが愛嬌のあるマシュウさん。”That's right"と言って悪かったかしら？あちらの方たちのお得意ジョークです。因みに少年の一人は生存していて今88歳、記念の行事などに姿を見せるそうです。
1940年14歳と17歳の二人の少年が犬を連れて散歩に来て犬が穴に落ちてしまい、助けるため棒を差し込んだ所が、1万7000年前にクロマニオン人によって描かれた大壁画のある洞窟だった。1960年保存のためオリジナルは閉鎖され、近くにレプリカの洞窟を造ったそれがラスコーⅡです。スペインのアルタミラの洞窟が全くつまらなかったので（勿論レプリカ）、期待はしていなかった。しかしラスコーⅡは動物たちの躍動感、美しさ、疾走する馬や鹿、矢を刺された野牛、山羊、鴨そして人間の姿は息を呑むほど迫力があり感動的で驚いた。壁の凹凸を使って動物の体を描いていたり、疾走する鹿をスローモーションの如く描くその高度の技術は凄い。見ているうちにレプリカである事を忘れさせた。