此処では10ユーロのクーポン券で指定された好きなお店で昼食を食べる。フライド・ポテイトとフライド・チキン、パンチ・グリューワインを取りました。ポテトもチキンもスパイシーでパプリカの良い香りがしてとても美味しかった。もしかして、この旅で一番かも…と皆で笑いました。ここのグリューワインはオレンジのスライスが入っていて、薄味で昼食の飲み物として、身体も温まり最高。カップも赤くて可愛い。勿論、持ち帰った。返すと2ユーロ戻ってきます。
荘厳なしかも華麗なこの姿は12世紀ロマネスク様式で建築され、14世紀、後期ゴシック様式の大教会に改築され現在に至っているそうです。この教会の屋根はモザイク画のようにも見え特に美しいと思う。屋根にまで配慮したデザインは素晴らい。
「騎士タンホイザーは異界ヴェーヌス・ベルグで官能の世界におぼれ過ごしていた」。オペラ”タンホイザー”の始まりの異界を現す舞台は一面薄いベールの幕。ベールの向こう側で演じられる舞台は官能の世界がまさに夢、幻のように繰り広げられ、美しい場面でした。10年も前の事なのに、昨日の事のように蘇ってきます。終演後その日だけのポスターを夫は買い求めた。2001年6月22日。今でも我が家のリビングを飾っています。
音楽の都ウィーンを代表する歌劇場です。初期の歌劇場は1869年宮廷歌劇場としてオープンしました。第二次世界大戦で全焼し現存のオペラ座は1955年、再建されたものだそうです。いつも思うのですが、人類は何と愚かなことをしたのでしょう。それでも大理石の正面玄関やホールの天井のフレスコ画は見事です。実は2001年6月22日此処のパルケット(平土間)席、前から5列目でオペラ「タンホイザー」を観ました。ツアーの自由時間に直接窓口でチケットを買いました。少しドレスアップをして優雅なひと時だった事を懐かしく思い出します。
マリア・テレジア・イエローと言われるシェーンブルグ宮殿。2001年に訪れた時は花の盛りの6月、イエローが日の光に映えてもっと濃く感じたものです。マリア・テレジアは16人の子供を持った。末娘がご存知のようにマリー・アントワネットです。15歳でフランスへ嫁ぐまでここで育ちました。6歳のモーツアルトが女帝の前で演奏をした時、マリー・アントワネットに「ボクのお嫁さんにしてあげる」と言った話は有名です。宮殿内は撮影禁止で一枚も撮る事が出来なかった。