お好み夜話-Ver2

ガク、ガク、サンバ 

それは、スカイプで「ジョニー&ヒカル」と話し終わった直後におきた。

天草のかあちゃんの実家から届いた新米を炊いて、一口頬張ったときだった。

“グギッ !! ”

と、左の顎が鳴って、涙が出るほどの痛みが走った。

一瞬、顎が外れたかと思ったが、そこまでではなく、だがもうそれ以上ホッカホカのご飯を噛むこともままならず、顎を押さえて呻くばかりnose6

おデブの記憶がまだ残っているからといって、がっついて大口開けたわけではないのに、なんでだ・・・・・

氷を口に含んでも痛みは薄れないし、こうなったらまた、「モミモミ先生」にすがるよりなさそうだ。

大急ぎて「あおば鍼灸整骨院」へ向かうと、旭町の商店街はイベントで人がごった返し、太鼓の音もにぎやかに、サンバのパレードが始まったところだった。



大音量のサンバが、オヤジの顎をガク、ガクと揺さぶるようで痛い
なんでこのタイミングで、サンバ 


しかし、今年は初っぱなから「モミモミ先生」にお世話になりっぱなしだ。

とりあえず針を打ってもらい、マッサージをして、顎にテーピングをしてもらったら、少しはマシになった。
顎は腫れていて、捻挫のような状態だとのこと。
固いものはしばらく我慢して、柔らかい流動食のようなもので辛抱してくださいと言われた。

とほほほほ、
わしゃぁもうろく
爺さんかいっ !!!



テーピングを施されたオヤジの顔を見て、かあちゃんが言った。

「ははぁ、顎のお肉がなくなって、ささえられなくなっちゃったのかな }

ふーんだ  栄養不足にならないように、泡の立つ麦の栄養ドリンクを飲んでやる 

当分、借りてきた猫のように、おとなし~いオヤジを店で見られるでしょう 

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