ワテクシはギークではないし、オタクですらない。
店に怪獣やウルトラマンのフィギュアを飾っているからといって、そんなにギークというほどじゃないし、オタクというにはほど遠い。
ただ、昭和の良い子はアニメ・怪獣・ロボットで育てられたようなもので、大人買いができるようになってから「コジコジ師匠」によって忘れていた特撮心を目覚めさせられてしまったというに過ぎない。
その昭和の良い子がリアルタイムで見ていたアニメ・怪獣・ロボットものを、アメリカの子供たちもちょっと遅れてしかも何度も再放送で見ていて多大なる影響を受けていたことがヒシヒシと伝わるお話しが「レディ・プレイヤー・ワン」( 日本名原作・ゲームウォーズ ) 。
上下巻の上巻を読み終えたところで同名実写映画の上映スケジュールを調べたら、ありゃ‼
公開1ヶ月を過ぎて、さすがのスピルバーグ作品も多くのシネコンでは1日1回の上映になってしまっていた😳
こりゃイカンと、上映回数の多い丸の内ピカデリーに出かけた。
スピルバーグ作品はついこのあいだ「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」を観たばかり、撮影時期が重なったのかどんだけ早撮りなのか、それでも定番の「ジョン・ウイリアムズ」の音楽は「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」の方だけで、「レディ・プレイヤー・ワン」の方は80年代ミュージック満載で、「ステイン・アライブ」のダンスシーンなんて思わず足が反応しちゃう🤣
とはいえ、それほど西洋のポップカルチャーに もゲームにも詳しいいわけじゃなく、オヤジ的チェックポイントはMIFUNEとメカゴジラだけだ。
原作小説では主人公「パーシヴァル」と共にOASIS内でイースターエッグを探すライバルで仲間に、「ダイトウ」と「ショウトウ」という日本人キャラが登場する。
そうつまり侍の「大刀」と「小刀」、彼らは惑星間航行ロケット「クロサワ号」に乗って惑星「トクサツ」で「パーシヴァル」と一緒に初代ウルトラマンの全シークエンスを再現したクエストをクリアして変身アイテム「ベーターカプセル」を手にする。
そしてここぞという時ウルトラマンに変身して戦うという場面が用意されているのだが、それが映画では「トシロウ/三船?」は鎧兜姿で登場しガンダムに変身する。
オトナの事情かなんか知らんが、ウルトラマンの勇姿がハリウッド映画で観られる千載一遇のチャンスを円谷は逃してしまった😤😤
そしてガンダムと戦う相手はメカゴジラ‼
伊福部テーマが流れ登場したメカゴジラは⁉ アメコミ風😑
嗚呼、これなら「トシロウ」が巨大化してメガヨージンボウになって戦ってくれたほうがよっぽど溜飲が下がろうってものを・・・。
「三船敏郎」直筆の表札を掲げ、「インディ・ジョーンズ」のキャラは「ハン・ソロ」と「用心棒」の「桑畑三十郎」の合体だと公言するMIFUNE💕のスピルバーグ頼むよー🤨
やっぱり原作小説を2時間程度で描こうとしたら大味になってしまうのはしょうがないが、脚本も原作者の「アーネスト・クライン」が執筆しているようなのでかなりな妥協もあったのだろう。
まあ原作小説の方が数倍オモシロイし、アメリカ人がマグマ大使や鉄人28号を語る時が来ようとは思いもしなかった。
まだ観ていないならDVDで十分かな。
丸の内ピカデリー朝イチの回の観客は、オヤジを含めてわずか7名でありました🙇🏻
ということで欲求不満を抱えたまま15分後、有楽町スバル座で「MIFUNE THE LAST SAMURAI」をシニア料金でご鑑賞😁
こちらは同じスティーヴンでも日系三世の「スティーヴン・オカザキ」監督のドキュメンタリー。
「三船敏郎」初心者にはとてもわかりやすい入門映画といえるMIFUNEの評伝で、MIFUNE💕のスピルバーグ監督も「マーチン・スコセッシ」監督も熱くMIFUNEを語ります。
「三船敏郎」と共演し惜しくも先頃亡くなった名優たちのインタビューも交え、日本映画を世界に知らしめた黒澤・三船の功績を讃える。
ほんのワンカットの映像でも「三船敏郎」の演技の凄さに目が釘づけ👍
男は黙って「三船敏郎」ぜよ‼
奇しくも「サムライ・三船敏郎」が亡くなったのはモグランポオープンの年、1997年であった・・・合掌🙏
映画館を出て新しくできた日比谷のビルに向かえば、以前ゴジラの像があった場所が変わり、建物の上にシン・ゴジラがっ‼
こんど時間があるときにちゃんと来よう。
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