プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< ライオンキング(CG版) >

2023年01月16日 | テレビで見た映画。
最初の20分しか見れなかった。
20分で語ってはいかんのだろうけれども、残しとかないとまた数年後に放映した時に
忘れて見ちゃうしね。

というか、わたしはもともとアニメのつもりで録画したのよね。
多分アニメ版、見てないんだよなー。
ライオンキングはずーっと昔にニューヨークでミュージカルの舞台を見たのみ。
当時は人気最盛期の終わりの始まり、といった時期だったが
チケット取るのはちょっと難しかったですよ。

普通の劇場窓口では売り切れてて、ホテルのコンシェルジュから買ったはず。
多少高めで。立見席だったけど1万円前後だった気がするなあ。
立見席で1万かあ……とだいぶ迷った気がする。

ただ立見席は日本のようにハコの一番後ろというわけではなくて、
平土間席?の最後の列のすぐ後ろ。そこがバーカウンターのようになっていて、
そこに腕を置いて見られるので楽。……なのだろう、アメリカ人の平均身長ならば。

わたしは平均よりは背の高い方ではあるんだけど、あのカウンターは少し高すぎた。
だいたい胸のあたりまで来てしまうので、なんだかカウンターにつかまりながら
見ている感じだった。

立見席は立見席で満杯だったので(しかしちゃんとスペースは確保されている)、
左右に知らない人がずらりと並んで、バーカウンターにかじりついている図が
面白かった。


余談はそんな感じで。映画の話です。

――この映画、よく「実写版」と言われるけど、実写じゃないやん。
CGですよね?CGと実写は違いますよ。
たしかにCGもここまで来たか……という出来ではあるんだけど、
それとは別に、この話でCG版を作る意味がさっぱりわからないよ!

というか、あんまり話はわかってない。
「ジャングル大帝レオ」ってことでよろしいか?

ライオンキングってファンタジーなんでしょう。ですよね?
たった一頭のライオンがアフリカの平原の王って、ファンタジー以外の何ものでもない。
しかしそれを実物と見紛うCGで作るとさ。話が破綻するんや。

シマウマにとってはライオンは捕食者。間違っても心から王と讃えるとは思えない。
マンドリルが仔ライオンを受け取って額に赤い印をつけるか?
ライオンなんて一度に複数頭仔を産むだろう。シンバだけが後継ぎ扱いされる理由は?

こういうのって、アニメだからこそお話として乗り越えられる設定なのであって、
これを実写……もとい、CGでやっても違和感が大きくなるだけ。

王国の動物たちは食い合わないなんて不可能だよね。
生きなきゃいけないし、食べなきゃいけないんだから。
もしそういう王国があったとして、その王国の臣民たちは早々に餓死するか、
王国から出なければ生き延びられなくて、王国には早晩人っ子一人いなくなる。
根本的に無理がある。

その無理がある設定を、何が悲しくてCGで作る必要があるのか。


これだったらナショナルジオグラフィックを見ていた方がなんぼか面白い。
むしろ野生動物の姿はドキュメンタリーで見せてくれ。
話はファンタジーで、キャラクターがリアルというのは、まったく間違ってる。

20分見ていてもそもそもそこらへんが飲み込めないので、全然面白くない。
途中で止めた所以。

兄ライオンに嫉妬する弟ライオンというのもなあ……。
しかもシンバがスカーに言う台詞の煽り具合といったら、なんね?といいたくなる。
もう全然だめ。耐えられない。20分で視聴中止しました。


まあわたしはライオンキングの衣装……というか、セット?と
「サークル・オブ・ライフ」の曲だけで、ライオンキングの魅力とする。
他はいいや。アニメ版は機会があったら見てみるとしても。





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