うさとmother-pearl

目指せ道楽三昧高等遊民的日常

美しい村

2009年02月07日 | お出かけ
日本一美しい村のてっぺんにある城跡に行った。
凍てついた空気の中で城跡は、バリバリと裂ける霜柱に囲まれている。遠い山も美しい里も見える見える。ここの山のてっぺんで、襲ってくる敵を思いながら石を運び、石を鍵形に組み、一人木立の中から里を眺めた城主は、寂しかったに違いないと、思えて仕様がない。ここで育ち江戸城の天皇に使えた女史も寂しかったに違いない。



保存地区に指定された城下町。小さな、やはり美しい町だ。春になれば、町屋の先には雛飾りがされるらしいけれど、まだそれには春浅き訪問だったようだ。



洗面台は、こんなです。



私が思っていたのとは違い、昔の人々はどこでも自在に旅をして、鄙な地も文化的な生活が溢れている。見るもの見るもの、全て。都の文化は流れ伝わり、その地の文化となり、美しく町を形作る。それと比して、今の私達の生活は、文化的だろうか。おもしろいだろうか。美しいだろうか。



寒天が田に乾されている。雪でもないのに、田は真っ白だ。
コメント (2)
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