テフロンチューブとステンレス線の組み合わせによる超音波発振制御プローブ実験(超音波システム研究所)
メガヘルツ超音波の表面弾性波制御実験--超音波の非線形制御システム開発--(超音波システム研究所)
共振現象と非線形現象を制御可能にする超音波発振制御プローブ(超音波システム研究所)
中谷宇吉郎 『科学の方法』
中谷宇吉郎 『雪』 1940 岩波文庫に対する感想
私は以下のような実験にいたる経緯について
本人により書かれたものとして、大変貴重な文章だと思います
特に、技術者の実験に対する考え方に大きな影響力を与える本であると思います
・・概要・・・
1932年の冬から始められた雪の結晶形の研究では、
まず札幌と十勝岳の標高1,000メートルの
山小屋での結晶の顕微鏡写真撮影により、
北海道の雪結晶がその形態でも大きさでも
著しく多様性に富んでいることがわかった。
その種々の結晶形が
いかなる条件で生成するかを実験的に調べるために、
当時まだ世界に類をみない常時低温研究室を北大内に建設し、
1936年春ここで雪結晶の人工製作に初めて成功した。
自ら考案した二重ガラス円筒型結晶成長装置の中の
気温と水蒸気の過飽和度の組み合わせを色々変えて実験し、
上記の2要素をそれぞれ縦軸と横軸に取った図表上に
各条件下で成長する結晶形の記号を示したものは、
のちに「中谷ダイヤグラム」と呼ばれるようになった。
・・・・・
中谷宇吉郎 『科学の方法』 1958 岩波文庫
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科学は自然の実態を探るとはいうものの、
けっきょく広い意味での人間の利益に
役立つように見た自然の姿が、
すなわち科学の見た自然の実態なのである。
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