幼い頃
たぶん父が私に自分の名前を教えてくれたような
「 な ・ り ・ た ・ さ ・ ち ・ こ 」
日頃は、自己紹介する時も一文字ずつ間隔を
空けて言う事はないのですが、
昨日、自分の名前を言う際に間隔をあけて
表現するという事をしていたら、
とても物悲しい気持ちになりました。
それが、とても気になって探ってみたら
幼い頃に、父が私に名前を教えてくれている
場面が浮かんできました。
父は戦争の際に、シベリアで捕虜になり
戦後に日本に戻ってきた人です。
直接、父からそういう話しを聞いたことは
ありませんでしたが、
私がまだ幼い頃には、父は色々な苦しく辛い感情を
抱えていたのかもしれません。
父が私に名前を教えてくれた時に
そういった感情も言葉と一緒に
伝わってきたのかもしれません。
この子には幸せになってほしいという気持ちで
つけられた「幸子」という名前の背景には
父の苦しく辛い出来事への想いがあったのかもしれません。
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