グルグル日記

自分らしい花を咲かせるために

読書の夜

2009年04月14日 | その他
第29回小説推理新人賞受賞した話題の作品を読んでみた。
寝る前にチョット読んだら続きは明日読もうかな。
な~んて思っていたら1章の最後の衝撃がものすごくって・・・
グイグイ引きこまれて止まらなくなってしまった(苦笑

一つの事件をモノローグ形式で、級友・犯人・犯人の家族が語り、
真相に迫ります。 事件関係者の心理描写が凄くって、同じ事件を取り囲んでいるのに、こうも見え方が違ってくるのかって感じ。
子を亡くした母、子を求める母、母を求める子。全体的に「母」がキーパーソンになっている所が切なくも、息苦しい。
心の闇を告白する加害者に同情さえした。

う~ん。でもやっぱり同じ子を持つ母として、結局女性教員の気持ちに味方してしまうかな。
大切な人を殺され、復讐心に火がついたら鬼にも悪魔にもなるんじゃないか。
少年法とか、責任能力とか理性なんて関係なくなってくるかも。
目には目を…心の闇にある恐ろしい感情を刺激する。

前評判通り、確かにラストは後味悪いんだけど、なんかここまで徹底していると逆にあっぱれ!という気もしてきます。
現実的に自分だったら・・?って置き換えられるような優しいストーリーではないけどねww

他の作品も読んでみたくなった
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