舞洲にある下水汚泥処理場と、ごみ処理工場見学をしました。
この施設はオーストリアの建築家、フンデルトヴァッサー氏
が設計を担当した施設。
自然と融合したデザインがコンセプトになっています。
例えば、至る所にあるタイルの柱。
これは木をイメージしているんだけど、
自然界に存在するものは何一つ同じものは存在しない。
だからタイルの木の形や色、デザイン、みんな違います。
それから、建物の壁にある無数の窓。
これも同じ。自然界に存在するモノは、機能性
が同じでも、形はみんな違う。唯一無二の存在
ということで、みんな形が違います。
経費削減の関係で、500個近くある窓の内、
窓として機能してるのは150個程で、
残りは飾りなのだとかw
工場のシンボル的な存在の煙突の模型。
あれ、3本ある?
実は、真ん中は存在していない煙突模型。
何かというと、ヴァッサー氏が最初に設計した煙突なんだって。
煙突の周りが螺旋階段になっていて、
上にある部屋のようなところが展望台や
カフェになっている。
これも経費削減で却下。。
あぁ、なんてステキ!
実現してたら絶対に登ってた☆
ちなみに、煙突の中はエレベーターがないので、
航空障害灯が消えた時は、100m以上ある煙突を
階段で登らないといけないんだってw
内部もステキ☆
とにかく曲線が印象的。
直線が基本の建築物の逆を攻めてます。
鮮やかな色で元気が出ます!
トイレも。
トイレも。
男子トイレも見せてくれました^ ^
初めて入りました笑
建物を満喫しながら、汚泥やゴミ処理のことを
スタッフの方に詳しく説明していただきました。
両方に共通して言えるのは、毎日のように出している
排水やゴミは、こういう施設で環境のことを
考えながら安全に処理して頂いているのだと
再認識しました。
毎日、気が遠くなるような膨大なゴミを収集したり、
処理をして下さってる方達に感謝です。
だって、スゴいんだもん。
排水は、
★水と汚泥に分けて、水は川に流せるくらい
キレイににしてから流す。
★汚泥は土として再利用できるエコ砂にする。
ゴミは、
★燃やす時に発生するガスを煙突から出しても
問題ないくらいクリアにする。
★燃えやすいように小さく砕いて、灰にして、
埋め立てる。
全てはそのまま捨てたら環境汚染になってしまう物を
クリーンにして自然に返せるようにするため。
その他、蒸気や熱、ガスを使って発電し、施設で使ったり、電力会社に売ったりしてる。
もちろん、施設のメンテナンスが定期的に必要なのですが、処理場内はものすっごい悪臭なのだとか…
これだけのモノが集まればそりゃそうだよね。
5分もいれば、ニオイが体に染み付いて、電車では帰れないのだとか。
汚れが詰まった下水管を掃除してくれる方がいたり、
こういう方達のおかげで私たちは快適に生活
できているんだなと改めて感謝です。
水の使い方、ゴミの出し方、
意識しようと思いました。
汚物と言うことで、あまり近寄りたくない施設。
でも、まるでテーマパークのような楽しそうな
外観に惹かれて、訪れる方たちが後を絶たないそう。
それがきっかけで、私たちの生活がどんな風に
支えられているのか知ることができます。
スタッフの方、丁寧な説明をありがとうございました!
是非、多くの人に訪れて欲しいと思いました^ ^