昔むかし、あるところに仲良し2匹のハリネズミがおりました。
ある吹雪の夜。
2匹は寒さのあまり震えていました。
1匹が言いました。
『お互い体を寄せ合って温め合おう!』
もう1匹も言いました。
『いいね!そうしよう!!』
2匹は身体を寄せ合い、暖をとることにしました。
しかし、なんということでしょう。
2匹はハリネズミ。
身体を寄せ合うと、お互いのハリでお互いの身体を傷つけ合ってしまうのです。
寒いから近づく。
しかし近づくとハリが刺さり、痛い。
寒い痛い・・・
寒い痛い・・・
寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い
寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い
少し時間が経ちました。
2匹はハリが刺さらず、そして離れすぎない、暖かくなれるお互いの距離を見つけました。
そして幸せそうに微笑んでいました。
めでたし、めでたし。
友達、恋人、自然界の全ての生きものとの付き合い方も同様。
相手との距離感じって、とっても大事なことだと思う。
距離を間違えれば、互いを傷つけ合うし、干渉しなくなる。
感情もあれば、性格もそれぞれ。
近い方が良い人もいれば、ある程度の距離があった方が良い人もいるのかと思います。
冷めた言い方に聞こえるかもしれないが、距離を間違えないことこそ、思いやりという
ことなのかもしれませんね♪
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