グルグル日記

自分らしい花を咲かせるために

冬山のハリネズミ

2018年02月22日 | その他

昔むかし、あるところに仲良し2匹のハリネズミがおりました。

ある吹雪の夜。
2匹は寒さのあまり震えていました。

1匹が言いました。
『お互い体を寄せ合って温め合おう!』

もう1匹も言いました。
『いいね!そうしよう!!』

2匹は身体を寄せ合い、暖をとることにしました。

しかし、なんということでしょう。

2匹はハリネズミ。
身体を寄せ合うと、お互いのハリでお互いの身体を傷つけ合ってしまうのです。

寒いから近づく。
しかし近づくとハリが刺さり、痛い。

寒い痛い・・・
寒い痛い・・・

寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い
寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い


少し時間が経ちました。

2匹はハリが刺さらず、そして離れすぎない、暖かくなれるお互いの距離を見つけました。

そして幸せそうに微笑んでいました。

めでたし、めでたし。


友達、恋人、自然界の全ての生きものとの付き合い方も同様。
相手との距離感じって、とっても大事なことだと思う。

距離を間違えれば、互いを傷つけ合うし、干渉しなくなる。

感情もあれば、性格もそれぞれ。
近い方が良い人もいれば、ある程度の距離があった方が良い人もいるのかと思います。

冷めた言い方に聞こえるかもしれないが、距離を間違えないことこそ、思いやりという
ことなのかもしれませんね♪

最新の画像もっと見る

post a comment