ひつっこく、カリン
温室の中との温度差で、カメラのレンズが曇ってます。
スマートな、美猫に、撮れた?
膝の上で、抱きかたが気に入らないと言って、私に、牙をむいたので、
鼻先を打たれて、叱られました、むくれてます。
でも、膝からは、飛び降りないのね?
カリンの瞳、 左の目(向かって右)が、緑に見えると、ダンちゃんが言うの。
たしかに、ちょっと、緑がかってるかな~。
運命の出会い‥て、本当に有るのかな?
夕飯の後で、
「まさか、猫を飼う事になるなんて、考えても見なかったもんな~」 と、ダンちゃん、
( 実の所、内心、一番嬉しい人 )
そうよね‥舅様が嫌いだからって言って、なおさらね~
この、ブチ猫ちゃん、覚えてますか?
ものすごく、なつっこくて、捨てられたその日から、私に、まとわりついてた仔です。
しかも、家にやって来たのは、カリン(5月)より、ずっと後(10月)。
「ネズミ捕りますから、置いてくださいて、舅様に、頼んでみな!」 と、言う私に
舅の、後ろ姿をじっと見ていたが、
「猫なんぞ、でいっきれだ、近付いたら蹴り倒すぞ!」 の、
オーラ出しまくりの舅様に、そのまま固まって、一歩も近づけず、
舅様に、「つかんで、捨てて来い(捕まえて保健所へ)」 と、言われた仔です。
そのまま、居なくなって、足元が、すごく寂しかった、
今度、もし捨て猫が居て、懐く仔が居たら、
舅様が、「つかめ(捕まえろ)!」 と、言っても、
絶対に、餌をやって、可愛がろうと、秘かに、決めてた、
そう言えば、ダンちゃんが、
「5月頃から、荷出し場に、白い仔が居る~」って言ってたっけ‥
懐くかしら?‥ と、
ドッグフードを一つかみ、ポケットに忍ばせて、見に行ったのが、はじまりでした。
(昨年10月撮影 まだ、あどけなかったね )
餌目当てで、懐き初めたと思ったら、
舅様の、近寄るな!オーラにも屈せず、
『お願、何か頂戴、お腹空いてるの~ 』 と、小一時間以上鳴き通して、
「あの小さい体で、よくまあ、あれだけ鳴き通せるもんだ、
それだけ腹も、減るだろうに‥‥」 と、舅様をも、唸らせた、
カリンの根性も、大した物だ‥
これが無かったら、絶対に、舅様が、「良し」 とは、言わなかったろう。
「もし、カリンを、ブチの仔より、先に、懐かせていたら‥どうだったと思う?」
と、聞く私に、
「‥絶対、お父さんの 『捨てて来い!』 だったと、思うぞ~」
「‥‥だよね~ 」
‥‥まさに、運命の悪戯と、言えないか?