吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

電気楽器

2006年04月17日 | オルガン
私自身はアコースティック楽器(自然発音体楽器とでもいいますか)の製作家なので、電気、電子発音体楽器のことについては「我関せず」でいこうと思っていたのですが、最近の電気用品安全法の件はさすがに許し難いですね。
私は楽器、のみならず、世のすべての製品について、「まだ使えるものが捨てられる」ということは間違っていると思います。

また最近、電子、電気楽器(以下電気楽器で統一)の愛好家の知り合いが増えているので、以前より身近な問題として考えるようになったというのもありますね。

17世紀の名工に挑むなどと悠長にいっていられるパイプオルガンと違って、電気楽器は時代の流行、新技術の導入などの変化をモロに受けていますから、中には、

「使いこなせる人にとってはすばらしい機能も、多くの人には無用だったため、わずか2年で生産中止」

なんていうモデルもあるわけです。

ええ、マイナー好みの私の心の琴線にピピっときます。

私はそういった楽器に目が利きませんが、愛好家、コレクターは知っているので、もし、処分に困った方はお知らせください。

では、私自身が関心のある電気楽器は何かというと、

・トーンホイール式のハモンドオルガン
・テルミン(最近は自作も盛んなようで)
・オンドマルトノ

くらいでしょうか。ええ、古いです。






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