吉倉オルガン工房物語

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情けない…

2008年03月06日 | 思うこと
mixiニュースで以下の記事が話題になっています。

 [ボルドー(フランス) 5日 ロイター] フランス南西部にあるSarpourenx村の村長が、住民約260人に対し、墓地が満杯でこれ以上埋葬するスペースがないため、もしも死んだら罰を与えると通達した。

 村役場に掲示された条例は「墓地に区画を保有していないのに埋葬を希望するすべての住民は、教区内で死亡することを禁じる」としており、「違反者は厳しく罰せられる」という。

引用終わり

で、これに対して、理不尽だのワロタだのいろいろと、意見が出ているわけですが、どう思います?

フランスらしいエスプリの効いた表現ではありますが、至って当たり前のことだと思います。
上記の文章を要約すれば、
「墓地に区画を保有していない人の埋葬はお断り」
ってことです。
死亡禁止とか、違反者は厳しく罰せられるなどの表現に引っかかって、読み違えた人は失格!

日本だって、望む墓に入るには、その寺の檀家になるとか、永代使用料を払うとか相応の手続きをして区画を保有しなければ、適当な共同墓地に行くことになります。
あたりまえでしょうに。

日本人の国語力と理解力の低下は、想像以上のようです…。

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4 コメント

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見事に…(泣) (とど)
2008-03-07 17:37:43
引っかかりました(冷汗)。

ウチの母は、最近テレビで樹木葬を見て、「あれ、いいわね」と言って、夢(?)を膨らましています。
歳が歳なだけにリアルですが、身内だけでの一回こっきりの葬儀の後は、墓参りもいらないという割り切り方は、傍目にすがすがしく、私もそのようでありたいと思います。
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こだわるつもりはないのですが (ひろなん@風琴屋)
2008-03-09 01:11:37
とどさん、ようこそ!

日本の土は酸性が強く、骨が溶けるのですが、ヨーロッパでは骨がいつまでも残るので、墓地が一杯になると納骨堂に移動したりします。

ユダヤ人にとっては、墓の場所と墓標も大切なので、狭い敷地の墓地では次々と盛り土をして古い墓の上に新しい墓を建てるということを繰り返した例もあります。
プラハにもありましたが、見学入場料を取るところはさすがでした。

歳とともにお墓へのこだわりが増す人と減る人がいるようです。
僕は…、散骨か水葬か土葬、じゃなきゃいっそ前方後円墳とか!
まだまだ両極端な性格です。
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恥ずかしい (しまりす)
2008-03-10 19:17:08
フランスに住んでいながら
そのニュース耳に入りませんでした(今テレビ故障しているし)
原文を読んでいないので何ともいえませんが...
どの国でもジャーナリストというのは面白おかしく記事を書くので 100%信用できませんね

サルコジ大統領の暴言は話題になっていました
国際農業見本市に訪れた彼が、握手をしようとした見学者に「触らないでくれ 汚れてしまう」と断られ
「それなら、失せろ バカ野郎!」
と言い返した

大統領に対して言う言葉ではないし
サルコジ大統領だって人間だもの...
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強力キャラ (ひろなん@風琴屋)
2008-03-12 20:52:13
しまりすさん、ようこそ!

歴代フランス大統領は、強力キャラが多い気がします。
あのサルコジ発言は、その意味では「らしい」とも思いますが、僕としてはもっとクールで皮肉なひとことが欲しいところです。
寸鉄人を刺す鋭さをフランスのエスプリに期待していまうのですよ。

一方、日本は相変わらずの、暖簾に腕押しの「じじい路線」です。
至るところで、老化、劣化したシステムがボロを出しています。
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