朝のあわただしい時、家内が娘に訊きました。
「歯、磨いた?」
「ううん、まだ。パパに抱っこしたら忘れちゃった」
そこで家内はニヤリとして訊きます。
「パパに抱っこするの好き?」
やめてよ、その手の質問は。否定されると結構傷つくのよ。
「…うん」
おっ、今日は機嫌良いねえ。
「パパのこと大好き?」
だから、やめてっていうのに…。
「…」
「パパのこと大好き?」
ダメ押しは止せ。
「…うん」
え?ええぇぇぇぇぇーっ!!
どうぞ皆様、ここで最大級の衝撃、驚きにふさわしい表現―音楽でも映像でも―を思い浮かべてください。
僕の表現力の限界を超えているので。
再確認する家内
「パパのこと大好きなの?」
「うん」
驚愕する夫婦!
朝メシのことを考えているであろう息子!
もうすぐ8歳になる娘。僕のことを大好きなんて認めるの初めてかもしれない…。
走馬灯のごとく廻る記憶…。
僕と同じ干支、血液型、誕生日の娘は、生まれてすぐから僕を拒絶したのです。
抱くと、泣いて必死に僕から逃れようとする愛娘…。
僕は、子供、特に赤ん坊に、そこまで嫌がられた経験が無かったので(その後も無いです)非常にショックでした。
また、彼女の泣き声は、何故か僕の神経に耐え難くひどく障り(そんなことは後にも先にもありません)、この娘を愛せるのだろうかと悩んだものです。
ほんとに、前世の因縁でもあるんじゃないかと思いました。
彼女が生まれて10ヶ月ほどした頃、僕は単身チェコへ仕事に出ました、3ヶ月で一度戻り、すぐにまた3ヶ月。
その歳頃の子供の半年は実に大きく、帰ってきた頃には、娘の泣き方も変わり、僕に対する拒否反応もだいぶ薄れていたのでした。
でも、その後もずっと娘は僕に対してよくわからない感情を持ち続けていたようです。
数年前から、普通に抱っこができるようになりました。
そして、あとはただ「愛情ビーム」の近接照射を続けてきました。
面と向かって「パパは好きじゃない」なんて言われながらもね。
それで、最近だいぶ具合が良くなってきたのですが…、とうとう…、とうとうこの日が来たのね…。嗚呼、長かった…。
いつまで続くかわからないけれども(どうせいずれは、オヤジ、ウゼェってなるんでしょ)、この日々を大切に過ごしたいものです。
「歯、磨いた?」
「ううん、まだ。パパに抱っこしたら忘れちゃった」
そこで家内はニヤリとして訊きます。
「パパに抱っこするの好き?」
やめてよ、その手の質問は。否定されると結構傷つくのよ。
「…うん」
おっ、今日は機嫌良いねえ。
「パパのこと大好き?」
だから、やめてっていうのに…。
「…」
「パパのこと大好き?」
ダメ押しは止せ。
「…うん」
え?ええぇぇぇぇぇーっ!!
どうぞ皆様、ここで最大級の衝撃、驚きにふさわしい表現―音楽でも映像でも―を思い浮かべてください。
僕の表現力の限界を超えているので。
再確認する家内
「パパのこと大好きなの?」
「うん」
驚愕する夫婦!
朝メシのことを考えているであろう息子!
もうすぐ8歳になる娘。僕のことを大好きなんて認めるの初めてかもしれない…。
走馬灯のごとく廻る記憶…。
僕と同じ干支、血液型、誕生日の娘は、生まれてすぐから僕を拒絶したのです。
抱くと、泣いて必死に僕から逃れようとする愛娘…。
僕は、子供、特に赤ん坊に、そこまで嫌がられた経験が無かったので(その後も無いです)非常にショックでした。
また、彼女の泣き声は、何故か僕の神経に耐え難くひどく障り(そんなことは後にも先にもありません)、この娘を愛せるのだろうかと悩んだものです。
ほんとに、前世の因縁でもあるんじゃないかと思いました。
彼女が生まれて10ヶ月ほどした頃、僕は単身チェコへ仕事に出ました、3ヶ月で一度戻り、すぐにまた3ヶ月。
その歳頃の子供の半年は実に大きく、帰ってきた頃には、娘の泣き方も変わり、僕に対する拒否反応もだいぶ薄れていたのでした。
でも、その後もずっと娘は僕に対してよくわからない感情を持ち続けていたようです。
数年前から、普通に抱っこができるようになりました。
そして、あとはただ「愛情ビーム」の近接照射を続けてきました。
面と向かって「パパは好きじゃない」なんて言われながらもね。
それで、最近だいぶ具合が良くなってきたのですが…、とうとう…、とうとうこの日が来たのね…。嗚呼、長かった…。
いつまで続くかわからないけれども(どうせいずれは、オヤジ、ウゼェってなるんでしょ)、この日々を大切に過ごしたいものです。
私は何の疑いもなく りーちゃんは
パパのこと大大大好きと思っていましたよ
これからも ずっとその気持ちは変わらないと確信しています
昨日から今日にかけて、東京で徹夜の調律でした。
得意の夜討ち朝駆け(夜這いじゃないよ!)です。
夕方、出かけるとき娘が僕の手を取って、
「パパ、がんばってね!」
だって!どうしちゃったんでしょ。
ああ!パパはがんばるさ!
私の父も、私の小さい頃ほとんど家に居ませんでした。「技術交流」ということで海外を飛び回っていましたねぇ。
「家に帰る度に、お前がでかくなってた」なんていわれました。
私の場合は、幼少時代から思春期を経て今でも、母より父の方がいいですが。
わざと母の外出中を狙って実家に電話をかけたり。
今週も1時間弱、父と与太話してましたよ。
そうそう拒否されることは、もうないんじゃないですかねぇ?
あなたはパパっ子なのね。
うちの子は家内似で、実に強力な性格なので、拒否するときはきっぱりです。
平和が続くことを祈るのみです。