助けてー。
車に関しては助けるケースが多いのですが、時に助けられることもあります。
伊那と八ヶ岳南麓を往復している昨今ですが、それには赤石山脈=南アルプスのしっぽを越えなければなりません。
いくつかの林道、旧道がありますが、富士見側から最短で峠に至るのは、金沢峠の古道です。
ただし、急です。
四駆でなければ上れません。
国道20号線から、木舟という信号を入り上ります。
舗装が切れて少し行くとランドマークが
スバル・レオーネのバンです。20年前にはすでにあったような。
その下にはスズキ・アルトが落ちています。
エンジンは4サイクルのF5A。もし2サイクルのT5Bだったらバラして持ってくところ。
さて、いくつかのガレ場もあるのですが、簡易コンクリート舗装が崩れた急斜面でスタック。
峠の前の最後の難所です。
でも、急な上りなので、下方向へは容易に脱出出来るので余裕です。
雨でえぐれて段差が出来たところを越えられなかったのでした。
そこへ、コンクリート舗装の破片を詰め込んで道普請をして再度アタック。
ガクン!プシー。
左前輪がパンクしました。まあここではホイール交換出来ないのでそのままで。
もう一度下がって再度道普請をしてアタック。
無事に突破。そのまま少し走って峠へ。十分な広さの整地されたスペースがあります。
その時の軽トラ【黒にゃん】(黒い顔の白猫号)のタイヤセットは古いヤツでパンクでもしたら交換しようと思っていたので、別にパンクしたからといってショックは受けません。
さて、スペアタイヤと交換の用意をしていたところ、立ちふさがった驚愕の事実!
ホイールナットレンチがございませんことよ!
この前、冬タイヤと交換する時に使って、そのまましまうのを忘れてしまったようです。
にょにょにょ!このドジっ子め!てへぺろ。
悩んでも仕方ないので、そのままゆっくりと走行。
作戦としては下の集落の農家のおじさんの軽トラのホイールナットレンチを借りようと。
しばらくはガタガタいいながらも時速10km程度は出ていたのですが、そのうちタイヤが裂けてしまいました。
うえー、アッツい!すごい発熱だ。
その後はゴットン、ゴットン、と遅いペースで進行。
ゴットンとゴットンの間隔は約1秒、その距離ざっと1.2mくらいか?
時速で4kmくらい?人が歩く速さじゃん。
いやー、急いでるんだけどねー。参ったわねー。
でも天気は良いし、風景はきれいだし、交通量はほとんど無いし。
結構気持ち良かったりして。
まさに歩いてるみたい。2足歩行ロボット気分。
そう思うとなんか楽しい。
砂漠を行くウォーカーマシーンとか、敵基地内を行くAT(アーマード トルーパー)とか。
そう言えば打ち切りアニメ 宇宙戦士バルディオス(1980~81)24話ではストーリー前半で大ダメージを受けたバルディオス(これがまた、攻撃を反射する敵に対して、さらに全主武装同時攻撃を仕掛けるという脳筋ぶり!その結果、敵を破壊出来たものの自身も大ダメージを負った)が歩行しか出来なくなって基地まで歩いて帰るところ、なんか燃えたっけな。萌えかな?
空を自由に飛び、亜空間飛行まで出来るスーパーロボットが、歩行しか出来なくなるんだよ?
そういうのって堪らんでしょ?オレだけ?
などと色々考えていたら、意外とすぐに集落にたどり着きました。
ゴットン、ゴットンと結構大きな音を立ててゆっくりやって来る軽トラが気になっている様子の軽トラのおじさんに元気にお願いします。
すいませーん。ホイールナットレンチ貸してくださーい。
雑談しながらパパっとホイール交換。ありがとうございましたーっと深く頭を下げて発進。
今年の初【被】救助 いやー、助かった!
しかし不覚であった。油断した。不覚を深く反省だ。
普段道具満載の事が多いから、車載工具のことはあまり気にしていなかった。
まさしく油断。
そう言えば、緊急時用の流せるポケットティッシュもこの頃装備していないような。
いかん!備えよ常にじゃ。助けられた分以上に助けられるようにね。
多分、目の黒いうちはずーっと繰り返すんじゃないかい!
私も雪道でパンクしたのを知らずに走ってて・・行きつけの病院の前で、通りがかりのおじさんから、教えてもらって気づいたことがありました。多分1kmくらいは走ってたのかなぁ・・・
雪道だとガタガタ当たり前なので・・・
スペアに交換して、すぐにタイヤ屋さんに直行しましたが・・・
ホルツの瞬間パンク修理剤は車にもバイクにも常備です。でもすぐに気づかないと使えない。
よし、次のネタはパンクだ。
この程度、災難のうちには入りません。
そのままひっくり返って大破とかじゃないと。
パンク修理剤は使ったことがありませんが効くのでしょうか?
ワイフ(一応まだ・・・)が一度パンクして、使用したことがありましたが、チューブの有無に係わらずですが、修理の際に、内部清掃が大変とのことでした。あくまで「ほかに手段が無い」場合の非常用ですね。
パンク修理剤に関するウワサは昔と変わらないようですね。
バルブに詰まるとか、後の処理が大変だとか。
チューブレスタイヤの穴パンクなら、いっそパンク修理キットで現地修理の方が良いかもしれませんね。
時間的にも大差なさそうですし。
パンクに見舞われるのは大抵、近所ではなく、何故かアウェイでのことが多いですね。