吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

暗い画面より

2009年07月22日 | 思うこと
バックライトのいかれたノートPCの暗い画面を照らしながら書いております。
実は、文書作成をiMacG3でやって、それをUSBメモリでWindowsマシンに移して、確認してからアップという煩雑な手続きで作成しているのですけど。
このG3は、今度自宅で、使えそうなブラウザをダウンロードするつもりです。ネスケ7.0やIE5じゃ具合が悪くて。
久しぶりのMacのキーボードですが、結構使いやすいですね。

今日は、仕事場に電気保安協会の人が来ました、4年毎の点検だそうです。
この仕事場の電気は、動力(3相200V)の配線も来ているのですが、現在契約していないので、100Vのみです。
わずかな漏電があるということで、配電盤を開けてみたところ、単相3線のターミナルで、ネズミが2匹死んでいました。
その死骸を取り除いたところ、漏電が止まりました。
いやあ、良かった。最近配電盤を開けてなかったので気付かなかったのです。
ひとしきり、検査員のおじさんと話をしました。
アオダイショウが大停電を起こした話なんかをね。
送電トラブルの探し方を聞いて勉強になりました。
数日間は(ヘタすると週単位で)、誰とも会わない生活なので、つい人と会うと話が長くなります。
ひとりごとも多いようです。あまり自覚していなかったのですが、先日、伊那の街に買い物に行ったとき、売り場で結構大きい声でひとりごとを言っていた自分に気付きました。
「いや~、ひとがたくさんいるね~」
なんて。

孤独でも娯楽が無くてもわりと平気なのは、仕事事体が趣味的要素を含んでいるからかも知れません。
仕事というものに対する考え方は様々で、稼ぐため、自己実現、社会参加…、それらが複雑に絡んだ理由などなど。
一番好きなことは仕事にしない方が良いという考え方もあります。
僕は、この仕事が好きだとか向いているとかいうことはあまり考えたことがありません。
客観的に能力で考えてみた場合、向いていない気もします。
生活のためということで、いろいろな仕事も経験しています。基本的に職人系の仕事が多いですけど、事務っぽいのもあります。
まあ、大抵はこの仕事よりも稼げるのですが、しばらくすると耐え難い「乾き」のようなものを感じるのです。
それと、そこが自分の居場所でないという感覚に囚われるのです。
そんな時は、ストレス解消や娯楽のためにお金を使うことも必要になります。
オルガンの仕事をしているときは、そういったことがほとんどありません。
仕事のストレスを仕事で解消出来るのです。
能力なんかよりもこういうことが、向いているということなのかも知れませんね。
やれやれと言いながら、結構快適なのです。

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