愛機、鐵道壱號が大阪出張時に壊れたのでした。
在りし日の鐵道壱號さん
大阪では宿を新今宮にとって、そこから大阪南港の現場にコイツで通っていたのでした。
片道12キロくらいか。
ある朝、橋の上りに向かって踏み込んだところ、ケツがすとんと落ちて、ズザーっとペダルが地
面に擦れたのでした。
変形部分のロックが甘くて外れたのかと思って見ると、チェーンステイ(後輪を支えるフレーム)
が折れていました。
ガーン!とにかくニュートラム一駅分を押して、現場にたどり着いたのでした。
台湾製、スクーマ・フォールディ、ついに死す……。
この自転車は80年代にヨーロッパで発明賞みたいなのを取ったらしい。
実は各国の色々なブランドから販売されていたようです。
内装、あるいは外装変速機付きのモデルや、ハンドルの構造にバリエーションがあります。
コイツは確か結婚したあたり、94年頃に買ったのだっけ。
関節の多いフレームがグニャグニャして乗りにくかったけれど、車に積んで交通の便が悪い代
わりに安い駐車場を利用する時なんかに活躍したものです。
その後、ほぼ廃棄状態になったのですが、フレームのネジをきっちり増し締めしてやったらよじ
れがかなり少なくなり、また僕もフレームに負担を掛けない乗り方が出来るようになったので、
使い勝手が良くなり、再生したのでした。
出張先でのアシとしては、この他に山口シルバー號、通称「銀さま」、17バイシクルエクス
ウォーカー「竹馬号」があります。
銀さまはフルサイズ変形機能なしなので、持ち運びには制約がありますが性能は良いです。
コンパクトな折りたたみとなると、あとは竹馬号なのですが、極小径車はちょっとクセが強すぎる
のが問題です。
今回、東京行きには竹馬号を装備しました。
ホテルに預けるとか、緊急時に電車に乗るとか、そういう時のためにカバーを用意しました。
と言っても、布にスナップボタンをいくつか付けただけなんですけどね。
アヤシイ人影みたいで、暗いところに置いとくとちょっとビビる。
反対側
首なしの着物の人のようです。
単なる布で、袋になっていないので、畳むとコンパクトになるのは良いです。
で、都内で片道10キロ弱で使ってみたのですが、うーん、どうも具合が良くない。
コイツは乗車ポジションが大柄なのは良いのですが、一漕ぎで進む距離がいわゆるママチャリ
よりも1mあまり短いのです。ギヤ比をいじるのには結構自作を伴う改造が必要なのです。
それと、乗り味が固い。
快適に使えるのは半径3キロ程度かな。いずれ大改造するにしても、当面はちょっとキツいです
ね。
僕は、この種の自転車、コミューターと言うのかな、には、ママチャリよりちょっと低いくらいの性
能しか要求していないのです。
性能が低い方がトレーニング機材としては優れているとも言えるわけですから。
それにしても、乗り心地や使用感に心地よさが欲しい。
鐵道壱號には、その心地よさがあったのです。
折りたたみ小径車を手に入れるかなあ。
廃品回収屋から買えば安いんだけど、よくある横折りタイプはイマイチ好きじゃないんだよな
あ。どうしようかなあ。
一方、鐵道壱號は……
教科書的な応力集中による破断ですね。まあ設計に問題があります。
サビも回っていたようですけど。
部品はあるのだな。再生するときに部品取り車を手に入れてあったので。
まだ終わらんよ……。
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