吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

クリスマスの周辺4(パリにて)

2006年12月22日 | 思うこと
フランスはパリの大晦日のこと。

シャンゼリゼ通りは大にぎわい。
誰彼構わず抱きしめてキスしても(まあ)良いというところに家内と行きました。
やって来るキス魔をかわすのに大変でした。僕のガードが甘いと責められ、危うく成田離婚の危機にもなりました。
あ、でも、結婚式はベルギーで挙げたのですが、まだ日本の役所に婚姻届は出していなかったのでバツはつかなかったんですね(ちっ)。
そんな大にぎわいが朝まで続くかと思いきや、新年を迎えてひとしきりすると、どんどん静まって来ます。
どうやら、メトロの終電でかなりの人が帰るようでした。
さて、終電の時間をよくチェックしていなかったので、僕らも乗り遅れました。
よって、帰りはタクシーしかありません。
ここで、事前情報が生きます!
外国では、特に深夜のタクシーは、結構乗車拒否をします。これは、ドライバーの安全上の理由も大きいのです。
アヤシいヤツを乗せることは、文字通り死活問題なのです。
そこで、客を選ぶわけですが、その条件はざっと、物腰と身なりと場所です。
明らかに酔っぱらっているようなヤツは、パス。
身なりのアヤシいヤツもパス。
危険な場所には最初から行きません。

で、僕らはどうだったかというと、
ドレスアップしていたんですね。
そして、高級ホテルの前でタクシーを捕まえたのです。
その時、身なりの良くない(それでも普段の僕くらい)のヤツも、その高級ホテルの所に来たのですが、ドアマンに追い立てられていました。
ちょっと下のランクのホテルに泊まって、食事は高級ホテルで過ごした中流以上のアジア人という設定でしょうか。
かくして、スムーズにタクシーを拾った僕達は、ベトナム人エリアの安ホテルへと無事帰ることができたのでした。乗ってしまえばこちらのもんです。

まさか、あれほど終電が早いとは気が付かなかったけど、「タクシーの拾い方」をチェックしておいて良かったです。
服装というのは、第一印象において非常に大きな部分を占めます。
「オレはジーンズが…」とか「目立たぬグレーのスーツで…」とかいうのは、その人の思想に根ざすものであり、それを貫く人は、それによるメリット、デメリットを受け止めねばなりません。
僕は、着やすい服が標準ですが(なので、普段はたいてい作業着)、状況に応じて変身することを否定しないタイプなのです。

というわけで、娘の保育園のクリスマス会には、彼女のリクエストにより、スーツで行きます。
気分はほとんどコスプレなんですけどね。
そのうち、スーツをどこか良いところでオーダーしようかと思っています、なにしろ使用頻度が低いので長持ちしますから、コスト的には大変優秀です。
僕のスーツも20代に買ったものが大半です、20年以上持つものです。

異邦人が多く流れ込んで来るパリという大都市の緊張感は、いろいろな場面で垣間見えたのでした。これもまた、そのひとつ。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (この時間でも おなかペコちゃん)
2006-12-22 02:53:50
キス魔!!? パリにはそんなのいるんでスカイ!?
ΣΣ(゜д゜lll)

服装は、生き方。 と イヴサン・ローランは名言を残していますね。

ペコもスーツは・・着ることないですね。。白いドレスが多いので行き遅れ間違いなし。。イヴも極黒で大工の本番。。
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陽気なX’mas~年末 (まったり)
2006-12-22 18:23:31
X’mas~年末は、なんのかんのでウキウキです。静かな日本の年末(私はね)もいいけど、陽気な外国のそれもいいですねぇ。拝読していてこっちまで楽しくなってきます。
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ウケてしまった (ひろなん@風琴屋)
2006-12-22 21:50:01
ペコちゃん、ようこそ!

今日は娘の保育園のクリスマス・ページェントで、約束通り、スーツを着て行きました。
ウケました。写真も撮られました。
まさにコスプレ。しかし、そこまでウケるといったい普段の僕は、みんなの目にどう映っているんだかと思ってしまいますね。
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無事が一番 (ひろなん@風琴屋)
2006-12-22 21:55:53
まったりさん、ようこそ!

うちは、このところ年末になると家族が病気になる傾向があるので、今も注意しています。
いやあ、無事が一番です。
このところは、外国にも行っていないので、そろそろ禁断症状が出て来そうです。
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みたい(´∀`∩ (ビスコがお友達のペコちゃん。)
2006-12-23 02:55:04
その お写真ぜひみたい。めっちゃ気になる~!
ひろにゃんさん 爺パン。。いえ、Gパン姿しか見たことがないんだも~ん。 
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