吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

丁度良くは行かないもので

2013年08月20日 | 自分のこと

名古屋に出張しております。

学校のパイプオルガンのオーバーホールです。

着いた初日の昼過ぎまでは快適でした。
夢の時はあまりに儚く、冷房は故障し灼熱の日々となりました。
関係者が休みの数日間、冷房無しの建物は、午前中はまだ良かったのですが、午後からは蓄熱した壁面からはじっくりと芯まで染み入る遠赤外線が放射され、狭いオルガン内で作業する我々を苦しめたのでした。

灼熱の数日を耐え抜いた我々に冷房が復活、しかし今度は寒いくらいに効きすぎなのでした。
機器の安定のため温度調節は禁止なのです。
あれほど憧れた冷房の復活だったのに。
ちょうど良い温度は夢なのか?

暑さに慣れてしまったのか、初日は効きが悪く思えたホテルの冷房(弱、中、強の三段階)も寒く感じるのです。
切ると暑いし、弱でも寒い。

丁度良くは行かないもので……。
とにかく、身体を壊さないように気をつけねば。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お邪魔しました (豊田)
2013-08-31 18:04:13
先日は お仕事を見せていただき ありがとうございました
分解されたオルガンの部品を眺めるのは ワクワクします

あれこれ 触ってみたい「衝動」を抑えるのに苦労しました

うちの「オルガンモドキ」も一度オーバーホールしてやらなければ と よい刺激になりました

私どものブログ「楽しい楽しいオークショップ」で紹介したいと思いますが よろしいでしょうか
返信する
よろしいのでは (ひろにゃんof風琴屋)
2013-09-01 23:53:59
豊田さん、ようこそ!

先日はお邪魔しました。
実はあの晩は大須の角屋で飲んだのですよ。

僕は基本的にオルガンの所有者を明記しないことが多いのですが、見学者の個人の感想というのなら、よろしいのではないでしょうか。

僕の「シンプリシティ4’」はキット化を想定した設計になっています。
いずれその件でご助力いただくかも知れません。
返信する

コメントを投稿