先にちょっと触れましたが、風琴屋小型オルガン(ポジティフ)の型式(カタシキ)名は一応決めてはあるのです。
が、何故さっさと発表しないかというと、まだ迷いがあるからなのです。
このオルガンの開発コンセプトなどというとカッコつけすぎですが、製作に当たって注意したことは、
個人が所有して、所有者の生活の一部としていつでもいつまでも生き続けること。
でしょうか。
そのために、壊れないことと日本の家で邪魔にならない大きさ(特に占有面積)であることを重視しています。
足踏み送風は、お客様のリクエストでしたが、これも電気という条件から開放されて良かったと思います。
将来、電源電圧や周波数が変わっても、また電気が来ていない場所でも使用可能というのは、生き延びるために有利です。
生き続けるためには、故障しにくく、誰にでも保守しやすくすることが大事です。
たとえ僕がいなくなっても、パイプオルガン職人がいなくても保守が可能なように構造を非常にシンプルにしてあります。
ここら辺のところから名前を考えてあったのですが…。
数ヶ月前、以前録画したビデオを観ていたときのことです。
ウルトラマン コスモスの最終回周辺なので2002年です。
NHKの再放送番組が中途から録画されていました。たぶん偶然その番組を見つけてあわてて録画したものと思われます。観た憶えがないので、録画をセットして出かけたのかもしれません。
そしてそのまま忘れていたようです。
スイスの独立時計師を扱ったもので、完全に部品から手作りした新作腕時計が、
「いつまでも所有者と一緒に生きられるように、飽きの来ないデザインと、自分が死んだ後でも時計職人なら誰でもメンテナンス出来る構造にした腕時計。その名をシンプリシティと…」
げっ、げげーっ!!リアクションが下品になってしまいました!そのとき牛乳を飲んでいたら吹いたでしょう、いや、だらだらと垂れ流したか。
とにかく驚いたのでした。
だって、コンセプトから名前までばっちしカブっていたのです。
調べてみたら、その世界(腕時計)では日本でも非常に有名な人と作品だったのです。
独立時計師、フィリップ・デュフォー
困りました。その名前自体は一般名詞だし、腕時計とパイプオルガンじゃ畑違いだから商標的には問題ないとは思うのですが、良く言えばオマージュ、リスペクト、悪く言えばパクリ、まねっこの扱いを受けかねないですね。
違う世界の一流の職人と同じ発想をしていたこと自体はとてもうれしくもあるのです。
だから、オマージュだろうとまねっこ扱いだろうと構わないとも思えるのです。
でも一方で、まねっこ扱いはいやだなあという気持ちもあります。
それでまだ迷っていて、素直に発表出来ないでいるのです。
別にオルガンにとって型式名なぞどうでも良いものなので、保留したまましてあるのです。
どうしたものかなあ…。
いっそ、本人に連絡をとって、
「偶然、あなたの作品と同じコンセプトと名前でパイプオルガンを作ってしまった。後から知ってとても驚き、またうれしくも感じているけれども問題はないだろうか?」
とでも訊いてみようかな。フランス語出来ないけど。
どうしたものかなあ…、シンプリシティ…。
が、何故さっさと発表しないかというと、まだ迷いがあるからなのです。
このオルガンの開発コンセプトなどというとカッコつけすぎですが、製作に当たって注意したことは、
個人が所有して、所有者の生活の一部としていつでもいつまでも生き続けること。
でしょうか。
そのために、壊れないことと日本の家で邪魔にならない大きさ(特に占有面積)であることを重視しています。
足踏み送風は、お客様のリクエストでしたが、これも電気という条件から開放されて良かったと思います。
将来、電源電圧や周波数が変わっても、また電気が来ていない場所でも使用可能というのは、生き延びるために有利です。
生き続けるためには、故障しにくく、誰にでも保守しやすくすることが大事です。
たとえ僕がいなくなっても、パイプオルガン職人がいなくても保守が可能なように構造を非常にシンプルにしてあります。
ここら辺のところから名前を考えてあったのですが…。
数ヶ月前、以前録画したビデオを観ていたときのことです。
ウルトラマン コスモスの最終回周辺なので2002年です。
NHKの再放送番組が中途から録画されていました。たぶん偶然その番組を見つけてあわてて録画したものと思われます。観た憶えがないので、録画をセットして出かけたのかもしれません。
そしてそのまま忘れていたようです。
スイスの独立時計師を扱ったもので、完全に部品から手作りした新作腕時計が、
「いつまでも所有者と一緒に生きられるように、飽きの来ないデザインと、自分が死んだ後でも時計職人なら誰でもメンテナンス出来る構造にした腕時計。その名をシンプリシティと…」
げっ、げげーっ!!リアクションが下品になってしまいました!そのとき牛乳を飲んでいたら吹いたでしょう、いや、だらだらと垂れ流したか。
とにかく驚いたのでした。
だって、コンセプトから名前までばっちしカブっていたのです。
調べてみたら、その世界(腕時計)では日本でも非常に有名な人と作品だったのです。
独立時計師、フィリップ・デュフォー
困りました。その名前自体は一般名詞だし、腕時計とパイプオルガンじゃ畑違いだから商標的には問題ないとは思うのですが、良く言えばオマージュ、リスペクト、悪く言えばパクリ、まねっこの扱いを受けかねないですね。
違う世界の一流の職人と同じ発想をしていたこと自体はとてもうれしくもあるのです。
だから、オマージュだろうとまねっこ扱いだろうと構わないとも思えるのです。
でも一方で、まねっこ扱いはいやだなあという気持ちもあります。
それでまだ迷っていて、素直に発表出来ないでいるのです。
別にオルガンにとって型式名なぞどうでも良いものなので、保留したまましてあるのです。
どうしたものかなあ…。
いっそ、本人に連絡をとって、
「偶然、あなたの作品と同じコンセプトと名前でパイプオルガンを作ってしまった。後から知ってとても驚き、またうれしくも感じているけれども問題はないだろうか?」
とでも訊いてみようかな。フランス語出来ないけど。
どうしたものかなあ…、シンプリシティ…。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます