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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
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俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■次元俳句691「なにゆゑの壊滅春を待つ東北に」(澁谷道)

2025-03-11 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句691・季節(時間)8春・澁谷道04・2025-03-11(火)
○「なにゆゑの壊滅春を待つ東北に」(→澁谷道04)
○季語(春を待つ・晩冬)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いたうえすせぬねはひへほむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:14年目の3.11。「壊滅」という絶望的な語句が句の中心で居座る。そして「春を待つ」という季語も同じ句の中心にある。(今まで3/11に掲載してきた東日本大震災関係の13句をまとめます。)



2013/3/11車にも仰臥という死春の月」(『萬の翅』2013)(高野ムツオ)

2014/3/11双子なら同じ死顔桃の花」(『龍宮』2012)(照井翠)

2014/3/11三・一一神はゐないかとても小さい」(『龍宮』2012)(照井翠)

2015/3/11大なゐの後の春泥生臭し」(永瀬十悟)

2015/3/11牛虻よ牛の泪を知つてゐるか」(永瀬十悟)

2016/3/11避難所に回る爪切夕雲雀」(柏原眠雨)

2017/3/11三月や深き祈りの一と日あり」(今橋眞理子)

2018/3/11三月十日も十一日も鳥帰る」(金子兜太)

2019/3/11春潮といふ美しく怖きもの」(今村征一)

2020/3/11三月十一日以降の海を信じない」(『大森海岸』2012)(大牧広)

2022/3/11卒業す泉下にはいと返事して」(『龍宮』2012)(照井翠)

2023/3/11三月十一日手紙のやうな雪が降る」(『聲』2016)(中村光声)

2014/3/11「なにゆゑの壊滅春を待つ東北に」(澁谷道)↑

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