昨日は昼から日傘を差して外に出たが、あまりに暑いから、西宮ガーデンズ内を歩くことにした。
ガーデンズに行くのは休業解除後、2度目になる。
その時はまだTOHOシネマズは開いてなかった。
そこで5階のシネマズへ行って見た。
さすがにまだお客は、ほとんどいなかった。
上映映画のラインナップを見ても、新作映画はほとんどなかった。
「E.T.」「ベン・ハー」「ジョーズ」「男はつらいよ」などを上映している。
「E.T.」「ベン・ハー」「ジョーズ」「男はつらいよ」などを上映している。
名画座か?!
この中に「三島由紀夫vs東大全共闘~50年目の真実~」があった。
僕は2か月前にこの映画を見るつもりだったのだ。
しかしコロナ禍のせいで見損ねていた。
そこで、早速見ることにした。
映画を見るのは3月初めに渡辺謙、佐藤浩市主演の「Fukushima50」を見て以来、3か月ぶりになる。
三島由紀夫と東大全共闘の50年前の討論会。
僕は当時、高校3年生だった。
僕もあの頃の高校生の例に漏れず、高校全共闘だった。実に懐かしい。
あの頃、保守・右翼の論客として三島と石原慎太郎が有名だった。
しかし、何故か慎太郎は嫌われ、三島はそんなに嫌われてなかったような気がする。
映画が始まった。
一辺に、あの頃にタイムスリップした。
全共闘の論客と三島の討論会。
今ではほとんど見かけない光景だ。
学生の話も三島の話も真剣ではあるが、観念的で抽象的すぎる。
何が言いたいか意味不明!
それに三島も学生もタバコを片時も離さない。
思い出した。
僕らも口角泡を飛ばして、あんなことばかり言ってたな~。
相手に論破されないように、背伸びしてカントやヘーゲル、マルクス、毛沢東、サルトル、ニーチェなどを、勉強そっちのけで読んでたな~。
そして理論武装をし難解な言葉で相手を論破することばかり考えてた。
意味も分からずに。
討論会は過激学生と右翼のボスの激突にも関わらず、笑いあり、ユーモアありで和やかに?終わった。
翌年、三島は自衛隊で割腹自殺し、その後、全共闘運動は雲散霧消した。
あの時代は何だったんだろうと、今でも僕は時々思う。
しかし、入信した宗教から逃れられないように、今でも僕の生き方を少なからず規定している。確実に。
僕は表面では世の中に合わせていい人を演じているが、内心ではクソ食らえと思っていることも多い。
トランプ、プーチン、習近平、金正恩、安倍晋三ら独裁者的なヤツは、みんな大嫌いだ。
死ぬまで反体制的な傾向は変わらないな。
ちょっとエエカッコウ書きすぎたかな?
若い頃の熱気を思い出し、少々筆が走りすぎたようです。