今日から中国共産党20回大会が開催され、習近平(69)が異例の3期目に入る。
ここからは全く僕の独断と偏見で書く。
僕は高校時代から「自由と平等は両立するか?」ということを考えてきた。
あの頃は若かったから、平等に重きを置き社会主義に傾いていたような気がする。
しかし、現実の社会主義国を知るにつけ、あまりの自由への迫害、人権への迫害から次第に社会主義から離れていった。
かといって、現在の貧富の差を際限なく拡大する新自由主義の弱肉強食の資本主義も、同じ様に全く支持できない。
さて習近平に話を戻す。
プーチンしかり、自分の為にそれまでのルールを変えて任期を伸ばすヤツにろくなヤツはいない。
毛沢東のような独裁者が出ないように、トウ小平がトップは2期10年と決めたルールを平気で踏みにじった習近平はロクでもない独裁者だ。
しかし、彼も経済に通じた李克強ら実務派を無視することはできない。
毛沢東は全くの経済音痴で、彼が打ち出した大躍進運動にしろことごとく失敗し、中国人民は悲惨な目に遭った。
習近平はそこまでアホではないから、今の経済発展と己の強権政治を両立させる形の体制を維持したいだろう。
しかし強権化は強化され、国内の引き締め、世界との緊張が高まることは間違いないだろう。
それが、世界2位にまでなった巨大経済を殺すことになるか、発展させられるか、そこに習近平の運命は掛かっている。
僕はこれ以上強権化すれば、折角の経済を殺すと思っている。