(来年3月で辞める李克強首相)
プーチン独裁政治の侵略でウクライナは悲惨なことになっている。
何でロシアはこんな恐ろしい独裁国家になったのか?
中国も。
僕は歴史には、常識の通じないとんでもない化け物が時々現れるからだと思っている。
民主主義国家はそういう人間が現れないようにシステムを作り、選挙で選ばれた人間は、その任期が終わったら潔く辞める。
このシステムを厳守してる内は大丈夫だ。
アメリカもトランプというとんでもない男が大統領になり、1昨年、選挙に負けても居座ろうとした危機があった。
しかし厳格な法がトランプの野望を打ち砕いた。
(僕が尊敬するゴルバチョフ)
ロシアはどうだったか。
ゴルバチョフ、エリツィンが民主化したロシアを22年前に継いだのがプーチン。
ゴルバチョフ、エリツィンが民主化したロシアを22年前に継いだのがプーチン。
ロシアもアメリカ同様4年2期の大統領制だった。
プーチンも最初はそれを守り、任期終了後は友人のメドベージェフに譲り、自分は首相になった。
この辺りから、僕はこの男おかしいと思っていた。
案の定、憲法を変え次の12年、大統領でいられるようにした。
勿論、その間に言論を統制し、政敵を倒し、内外のスパイ組織を強化し、自由を抑圧し独裁色を強めていった。
その集大成が今回のウクライナ併合戦争か。
習近平の場合はどうか?
元々、共産党政権だから、そんなもんと思ってる向きもおられよう。
しかし改革開放政策を推進した鄧小平は毛沢東みたいな独裁者を出さないように、共産党総書記の任期を5年2期10年と決めた。
江沢民、胡錦涛はそれを守り10年で辞めた。
胡錦涛時代は台湾との交流も盛んで、香港の50年間一国二制度も守られた。
胡錦涛の後を争ったのが習近平と李克強。
中国の長老達が恐れたのは中国にゴルバチョフが現れること。
そこで共産党幹部二世三世の「太子党」の習近平が選ばれた。
習近平は最初は凡庸に見えたが、世界第2位の経済力を背景に香港弾圧、ウイグル弾圧、東・南シナ海侵出、尖閣諸島進出など覇権国家の道を突き進む。
台湾併合を悲願としている。
10年と決められていた総書記の任期もなくし、今秋の党大会で異例の3期目を目指している。
まるで独裁者毛沢東が乗り移ったようだ。
プーチンと並ぶ危険な独裁者になっている。
僕は胡錦涛と同じ「共青団」出身で、北京大学首席卒業の、知的で理性的な李克強首相が国家首席になっていたら、中国も今ほどの強権国家になっていなかった、と思っている。
残念!
知らんけど。
そりゃあトップとして国家防衛を考えるのは必然だがやり方があるだろうと思う。
いきなり核戦争をちらつかせて大軍で攻め込み、市街地にミサイルを撃ち込んで破壊と殺人を行っている。
プーチンは世界人類のみか自国民も敵に回してしまった、引っ込みがつかなくなっている。
今やめれば人間でいられる。
仰る通りです。でも僕は国家防衛とは思いませんね。確かにプーチンが就任した頃は、西側の資本主義が押し寄せて、それを知らないロシアはドン底に落ち込んでました。プーチンはそれを建て直し評価されました。しかし、その後は仲間内で国富を分け合って私欲だけの独裁者になった。NATOが迫って脅威というが、民主主義国家なら入れて貰えばいい。脅威なのはプーチンの独裁政治。自己防衛の為の戦争ですね。ロシア国民が目覚め、プーチンを引き摺り降ろすことを強く望みます。