人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

多事多彩

2011年07月26日 | 舞台
 マウスが不調で、仕方なく指でパソコンを操作している。そのせいか、時々
訳のわからない反応をパソコンがするので往生する。昨日も半日キーボードの
右半分が文字化けして仕事がストップ。お陰で書中見舞いが少し進んだ。

 例年うるさい程鳴き続ける蝉が、今年はほとんど鳴かない。桜も一部紅葉を
始め、朝方悪寒で目が覚めることもある。
 地球が歪んできている、というか太陽は大丈夫なんだろか。

 さて、先週も色々あった。
 月曜に「てんつくまん」の講演を聞きに春江町に行ってきた。バイタリティー
溢れる語り口で聞く者をグイグイ曳き付ける行動の人だ。今は、アジアの子供達
から福島の子供たちへと活動の比重を移し、全国を飛び回って、除線や自然エネ
ルギー移行への人材繋ぎに奔走しているそうだ。

 温かな人柄と若く爽やかなパワーの持ち主。自分の出来る事をしっかりやれば、
道は自然に伸びてゆくと信じさせてくれた。

 水曜は、事務局で初めて、ボランティアではなく外注の方たちを雇い、会報の
封入作業をやって頂いた。少し障害があるとお聞きしていたが、皆さん私などより
ずっと丁寧に一生懸命に作業をして下さり感心した。今後ともお手伝い頂ける事に
なったので心強い限りだ。

 木曜夜はいつも通り劇団の稽古。公募のキャストが集まらず、配役に工夫をして
何とか乗りろうとしている。月末の公募締め切りまでは諦めないが、とりあえずの
台本直しにとりかかった。
 いずれにせよ、団員は結束しているので、1月公演は演目を変えてでも実現出来
そうだ。9月後半からは忙しくなる。

 金曜日
 昼前の電車に乗り上京。久々に東京のステージに立った。『中村ヨシミツ ミニ・
ディナーショウ』~ギター人生48年(ヨイワ)の宴~である。
 以前敦賀で『ファド 男と女』と題して公演した中の“組曲「幻」”を再演する
ので、初演以来語りを務めてきた私を久しぶりに呼んでくれたのだ。第二部(アン
コール・ライヴ)では、一人漫才もやらせて頂けるとあって張り切って出かけた。

 まずはホテルにチェックインしようとして驚いた!まるで首相官邸に入ってゆく
気分。さもあろうホテルの名前が「東横イン官邸南」。首相官邸の真横にあるのだ。
警官がいっぱい居て24間安心していられるのは良いが、少々落ち着かない。

手前の道を右へ曲がると、すぐホテルの看板が。

 赤坂のレストラン&ライブ「ノベンバー・イレブンス1111」へは徒歩5分。懐か
しい面々が待っていた。簡単なリハーサルを終え、これも懐かしい観客の皆さん
が続々とディナータイムに集まっていらした。

 ステージは大成功。私自身も何とか任務を果たせてホッ。第二部での原発ネタの
一人漫才は馬鹿受けだった。が、やはりまだまだ他人事なのだな、とも感じた。

 それにしても5年ぶりに聴いた日本のファドの女王:香川有美さんの歌唱力には
圧倒された。無理して来てくれた親友のさゆりちゃんも私も、自然に涙していた。
ラストのアンコールで、痛い指と肩を我慢して主役のヨシミツさんが弾いた即興
ソロ演奏も本当に素晴らしかった。最高のライヴだった。私とヨシミツ氏を結んで
くださったプロデューサー:故・松村黎さんが、かぶり付きで観ている気がした。

 私が出演する事を知らなかった方も多く、「わあ、変わったわねぇ!」と老けた?
私に皆さんビックリなさる。こちらは皆さんの若さにビックリ。わからない程若々
しく変身した方もいて、懐かしさと驚きで思わず抱きついてしまった。  
 さすが都会の風は女を鍛え上げる。反省しきり・・・。

 土曜は敦賀にトンボ帰りして、ぽ~とあい敦賀市文芸協会主催事業「MAYAコン
サート」を手伝った。実行委員会の頑張りで満席完売!やや緊張したが客入れは
問題なく終了し、疲れがドッと来た。
 コンサートは好評のうちに終わり、楽しみにしていた打ち上げは残念ながらパス。
明日明後日は稽古も本業ない休みだと思うと急に気が緩んだ。

 日曜は原発関係の講演会を覗き、街の未来に想いを馳せた。
 30度あるとはいえ涼しい日々。まるで秋のような夏の始まりに不安がよぎる。 


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