人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

プロの想定内

2024年05月07日 | 舞台
 プロボクシングの井上尚弥が世界タイトルマッチの第一ラウンドで左フックを受け初ダウンを喫した。
 が、その時の井上選手の神対応が凄かった。

 以下は親友で元スポーツ記者だった東京マネージャーからの話。
 「カウント8まで片膝をついたままシッカリ呼吸して休み、その後慌てずにこの回を終えると、第二ラウンドではお返しの左フックで相手をダウンさせ、
その後は彼のペースで試合を進めて、第6ラウンドで相手のマウスピースを吹っ飛ばす決定的なダウンを奪い、レフェリーストップでKO勝ち!」

 自分がもしダウンしたらというシュミレーション(模擬実験)をしていたクレバーさに世界が瞠目した勝利だったという。
 芸術的なこの試合を観たかった!!スポーツは文化の花形だ。

 <ポピーもこの季節の花形♡>

 一昨日の早朝、法然寺公演の主催者・お家元からの電話が鳴った。
 法然院から「昼は貸せません」という連絡があったというのだ。

 正直、一瞬頭が真っ白になった。
 いくらなんでもこれは・・・想定外・・・。
 開演時間を変えればよいという問題ではない。
 
 それでも座している時間はないので、スタッフのスケジュール確認、チラシ(リーフレット)配布をお願いした方々への回収願い、
既にチケット代金を頂いた方への連絡などを慌ただしく済ませ、昼稽古を夜稽古に変えた。
 GWでお留守の方が多く申し込みが少なかったのが幸いしたがDMの出し直しは辛い。

 本番まで二週間を切っている中での大騒動、親の死に目に会えない舞台人の本能が体を駆け巡っている。
 井上選手のクレバーさには及ばないが、舞台の質だけは落とせない。

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