【「寛容」の押附け】
昨日、ドラマ「不適切にもほどがある!」の最終囘を觀ました。
タイトルにも記したやうに、また、Xにもポストしたやうに「寛容」と云ふ言葉の度重なる押附けに、嫌氣がさした私です。
私はミュージカルと云ふ演出には否定的ではないし、前囘迄のミュージカルパートも肯定的に觀てゐましたが、今囘、「寛容」と云ふ言葉が矢鱈、連呼されるだけでウンザリなのに、それにミュージカルのスタイルも加はると、脚本家や演出家は、この「寛容」と云ふ言葉や在り方を、否定的に捉へてゐるのかと私は疑ふぐらゐ、そのぐらゐ印象が悪かつたです。
綺麗な言葉の押附け、正論の押附けと云ふのは、どうにも氣持が惡く、その氣持の惡さとは、正論が好まれる令和そのものだと云へるかも知れません。そして、昭和のヲッサンであるドラマの主人公も、その令和の氣持惡さを普通だと捉へるやうになつて了つたやうです。一方で、女性の社會學者は、少しばかり昭和の在り方が判つたやうですが……。
その邊、最初と最後とで、キャラクターの考へ方が正反對になつたと云ふ事なのでせう。
とは云へ、兎に角、同作に關しては、最終話で一氣にクオリティが低下したと云ふ印象です。「寛容」「寛容」と云ひ捲るのは、全く寛容ではありません。
昨日、ドラマ「不適切にもほどがある!」の最終囘を觀ました。
タイトルにも記したやうに、また、Xにもポストしたやうに「寛容」と云ふ言葉の度重なる押附けに、嫌氣がさした私です。
私はミュージカルと云ふ演出には否定的ではないし、前囘迄のミュージカルパートも肯定的に觀てゐましたが、今囘、「寛容」と云ふ言葉が矢鱈、連呼されるだけでウンザリなのに、それにミュージカルのスタイルも加はると、脚本家や演出家は、この「寛容」と云ふ言葉や在り方を、否定的に捉へてゐるのかと私は疑ふぐらゐ、そのぐらゐ印象が悪かつたです。
綺麗な言葉の押附け、正論の押附けと云ふのは、どうにも氣持が惡く、その氣持の惡さとは、正論が好まれる令和そのものだと云へるかも知れません。そして、昭和のヲッサンであるドラマの主人公も、その令和の氣持惡さを普通だと捉へるやうになつて了つたやうです。一方で、女性の社會學者は、少しばかり昭和の在り方が判つたやうですが……。
その邊、最初と最後とで、キャラクターの考へ方が正反對になつたと云ふ事なのでせう。
とは云へ、兎に角、同作に關しては、最終話で一氣にクオリティが低下したと云ふ印象です。「寛容」「寛容」と云ひ捲るのは、全く寛容ではありません。