平成三十一年三月三十一日（日）永坂更科布屋太兵衞廣島福屋店（福屋本店、廣島市中區胡町）でかき揚げ丼セット（1,389圓）

永坂更科布屋太兵衞廣島福屋店（福屋本店、廣島市中區胡町）でかき揚げ丼セット（1,389圓）

とある日のお晝は、福屋本店9階のお蕎麦屋さんで、かき揚げ丼セットを註文。蕎麦もかき揚げ丼も美味しく頂けたし、デパートのレストラン街にしてはお得な値段と云へるだらう。つゆは辛めのものと甘めのもの、二種類がついて來るが、辛めと云つても、私には甘めに感じた。廣島や西日本では、さう云ふ味を好む人が多いのだらう。

かき揚げ丼セット

かき揚げ丼

冷たいお蕎麦

葱と山葵

蕎麦つゆ


蕎麦湯

平成三十一年三月三十日（土）白神社（廣島市中區中町）の櫻

白神社（廣島市中區中町）の櫻

けふのお晝に見た白神社の櫻。まだ滿開とも八分咲きとも行かないやうだ。

平成三十一年三月三十日（土）無私の精神（追記）

無私の精神

先日の續きとして、少し書かうと思ふ。

日本では、政治を擔當するのは、勿論政治家で、政治家のトップは内閣總理大臣である。

それでは、道徳を司るのは誰かと云へば、祭祀の長で、日本と云ふ國家の家長であらせられる天皇陛下が倫理の儀表で、道徳的お手本である。皇族の方々も、陛下と同樣、道徳のお手本として、國民の我々を導く必要がある。

皇族の方々が自由に一個人として生きると云ふのは、それでは國民と何らかはらない。

勿論、天皇陛下や御皇室については、血統が大事である。然し、それさへ守られれば、何をしてもいいと云ふわけではない。天皇陛下は、贔屓にしてゐる關取の名前さへ公言してはならないとは有名な話だが、天皇陛下や御皇室の方々には、無私の精神が求められる。

そして無私の精神とは、小林秀雄の生き方（=評論）をとほしても分るやうに、我々日本人の傳統的精神なのである。

追記。ネットでは、詳述はしないが、讓位を退位とする事で、皇統に空位が生ずると憂へてゐる人達がゐる。が、そのやうな制度（政治）の問題よりも、生き方の問題のはうが遙かに深刻だと私は思ふ。

平成三十一年三月二十九日（金）とある日の晝食――手打ちうどん一風（廣島市中區八丁堀）で天ざるうどん特上（海老二尾、950圓）

とある日の晝食――手打ちうどん一風（廣島市中區八丁堀）で天ざるうどん特上（海老二尾、950圓）

とある日のお晝は、久し振りに一風さんへ。天ざるうどん特上を註文。大盛にしたいのは、山々だが、そこは我慢する。相變はらずうどんも海老天も旨い。殊にうどんは、麺のこし、かをり、甘味と拔群で、私は廣島一だと思ふ。

天ざるうどん特上

海老天二尾とうどん

うどんつゆ

藥味、鶉の卵が嬉しい

けふのランチ――リゾート（廣島市中區立町）でスパパルルード（あさり、マッシュルームのスパゲッティグラタン）のグラタンランチ（手仕込みカップスープ、ボウルサラダ附、880圓）

けふのランチ――リゾート（廣島市中區立町）でスパパルルード（あさり、マッシュルームのスパゲッティグラタン）のグラタンランチ（手仕込みカップスープ、ボウルサラダ附、880圓）

リゾートについて詳しくは、以前の記事を參照されたい。お氣に入りのスパパルルードのグラタンランチを註文。サラダは勿論、リゾートと云へば、オニオンサラダ。サラダ、グラタン共に、いつもかはらないホッとする老舗の味。

手仕込みカップスープ、リゾート名物オニオンサラダ

手仕込みカップスープ

オニオンサラダ

スパパルルード

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平成三十一年三月二十七日（水）雜感（追記）

雜感（追記）

私は「良心に基く自由」を重んずると考へるが、この自由や或は個人と云ふ考へには注意が必要である。吾々國民にせよ、何にせよ自由だの個人だのと云つてゐれば、道徳的にをかしくなるものだが、殊に天皇皇后兩陛下や御皇室の方々にいたつては、自由だの個人だのと語られるやうでは困る。

天皇陛下が個人としてのお氣持ちを述べられてはならないやうに、皇室の方々にしても、自由だの個人だのと云はれるやうでは、示しがつかない。天皇や皇室については血統が大事といふのは勿論だが、その大前提を土臺にしたうへで、天皇陛下や御皇室の方々には、無私と云ふ在り方が求められる。

佳子内親王は、眞子内親王の問題について、

姉が結婚に關する儀式を延期してゐることについてですが、私は、結婚においては當人の氣持ちが重要であると考へてゐます。ですので、姉の一個人としての希望がかなふ形になつてほしいと思つてゐます。

と述べられたと云ふ。

が、皇室に關して、「當人の氣持ち」だの「一個人としての希望」だのがあつてはならないし、抑、皇室の方々がお「考へ」を述べられる事自體、あつてはならないのである。

それに何より、皇室の方々ではなく、一般の國民であつても、常識的な人間であれば、結婚となれば、「一個人」の問題に終始せず、それは家と家との問題である。

「天皇と國民、有徳である事と無知」
「紀元節にて日本の傳統的精神に就いて考へる」
「神事と天皇」

平成三十一年三月二十七日（水）乃が美 はなれ 廣島店（廣島市中區大手町）で高級「生」食パンレギュラーサイズ（864圓）を購入

乃が美 はなれ 廣島店（廣島市中區大手町）で高級「生」食パンレギュラーサイズ（864圓）を購入

以前から興味があつた食パンで、お店の近く迄行く機會があつた爲、行列に並んでレギュラーサイズを一つ購入。

まづは生のまま、何もつけずに食べるとの事で、さうして見ると、確かに旨い。今迄食べた食パンの中で一番旨い。耳までフハフハで甘くて頗る美味。ついつい幾らでも食べてしまひさうである。自ら食べるだけではなく、お土産としても喜ばれるだらう。

平成三十一年三月二十六日（火）とある日のランチ――ラーメン屋るっきー（廣島市中區幟町）でラーメンセット大盛（いなり、900圓）

　とある日のランチ――ラーメン屋るっきー（廣島市中區幟町）でラーメンセット大盛（いなり、900圓）

　慥か一昨年くらゐに幟町の電車通り沿ひにオープンしたお店。先日紹介したzazaの隣である。お晝に入店すると、店内はサラリーマン達で滿席だつた。新しいお店と云ふ事もあらうが、お店は外觀も店内も綺麗に調へられてゐる。心なしか客層も良いやうに思はれ、所謂昔ながらのラーメン店のイメージとは異なる。これならば、女性もはひり易いだらう。口コミを讀むと、元は製麺店のお店がラーメン店をオープンしたのだと云ふ。ラーメンセットの麺大盛（※一）を註文。セットは、むすびかいなり、いづれか一個が附く。いなりを選擇。いなりは私好みの五目いなりで、旨い。ラーメンは、おろしにんにくを入れて貰ふやう、註文時に頼む。肝心のラーメンであるが、スタイルとしては豚骨醤油の廣島ラーメンで、スープは優しく、繊細な味はひ（※二）。勿論、臭みなどない。麺は中細麺だが、細めではありながらも、こしがあり、スープによく合ふ。具は炙りチャーシュー、もやし、半熟卵、ネギだが、その一つ一つが丁寧に作られてゐ、殊に炙りチャーシューと半熟卵は美味。チャーシューをトッピングしてゐる人がゐたが、その理由が分らうもの。總じて旨い一杯で、通ひ續けたいと思ふ店がまた一つ増えた。

　（※一）竝＝生麺140グラム、大＝生麺210グラム。
　（※二）「スープはダシにこだはり、豚骨、鶏ガラを半日かけてていねいに煮こんでゐます」。

ラーメン大盛、おろしにんにく入り

セットに附く（五目）いなり

麺アップ

メニュー

平成三十一年三月二十五日（月）個人と國家、戰爭と平和――映畫「この世界の片隅に」を觀る

　個人と國家、戰爭と平和――映畫「この世界の片隅に」を觀る

　Amazonのプライム會員になつたと先日、書いたが、きのふは映畫「この世界の片隅に」を觀た。觀た後、暫く考へ、（制作者達の意圖は知らないが）あゝかう云ふ映畫が、イデオロギーと結び附いて語られるやうな事があれば嫌だなあと思つたものゝ、少しだけAmazonのレヴューを讀んで見ると、意外にも、人間の幸福に就いて素朴に考へられてゐるレヴューが讀め、私としては安心した。が、原爆に纏はる映畫と云ふのは、どんなに柔らかに描かれやうが、矢張り、悲慘な描寫を伴ふ。それは事實として、仕方ない事だ。それを觀た事をきつかけに政治的に運動する人もゐようが、多くの人は、如何なる時代であらうと一人の人間として如何に生きるか、人と人との繋がりを如何に築き上げるか、と云ふ事に思ひを馳せる事と思ふ。

　さう、如何なる時代であらうと、人間として、時に惱み、苦しみながらも、自らの人生に希望を見出しながら生きる事。それが大事なのである。が、國家としては、敗戰と云ふ悲劇を繰返さぬやう――敗戰が悲慘なのは日本に限つた話ではない――、歴史から學ぶ必要があり、その國家を形成するのは、昔も今も（過去や未來の人々をも含む）私達一人一人である。そして、國家と云ふ事になれば、政治と引き離して考へる事は出來ない。ならば、譬へば、自國以外の國はその總てが假想敵國であるのが、世界の現實であるが、吾國日本は、最大の假想敵國とは、極力、干戈を交へる事を避け、同盟關係を堅持する事だ。成程、政治に關はるのは、小川榮太郎氏が云ふやうに「汚れ仕事」だが、其處から目を逸らす訣にも行かず、日本は、アメリカとは、共に戰ふと云ふ點で、對等にならねばならない。さうして、アメリカを始めとする自由主義・民主主義陣營に、日本が一國として資する事が、日本の政治が爲さねばならぬ大事である。

　但し、忘れてはならないのは、漱石が喝破したやうに、國家と國家とは、低次元の道徳的關係に終始すると云ふ事、加へて、優れた古今東西の作家達が見拔いて來たやうに、人間一個人に就いても、完全なる善人など存在し得ず、例外なく誰の心中にも惡魔が存在してゐると云ふ事。人間が、一直線に進歩して、完全な存在になり得る抔と云ふ事はない事。G.オーウェルが云つたやうに、人間とは、誰しもが自らの文化を生き甲斐とする訣だが、それを最良のものと感ずるがゆゑ、最良のものを他者にも押し附けたいと思ふのが人間の本質であり、正義である。そして正義は相對的だから、正義を押し附けるなり、守るなりする戰ひは、人間が人間である事の宿命である。

　日本のばあひ、國家としての正義は、自由主義・民主主義であり、個人としての大事は、道徳的である事である。最近では、左翼が、民主主義を取戻すと云ふやうな事を云つてゐるが、之は要は、自分達が望む共産主義化による共産黨の獨裁が、日本に於て、爲されてゐないと云ふ不滿に外ならない。道徳的であるとは、如何なる時代に於ても――平時であらうが、有事であらうが――、個人として、自らの心中に存在する惡魔を認めつゝも、自らの向上に努める精神的營爲を云ふ。

平成三十一年三月二十五日（月）とある日の晝食――高田（廣島市南區段原）でざるそば（700圓）＋大盛（300圓）＋お晝セット（150圓）

　とある日の晝食――高田（廣島市南區段原）でざるそば（700圓）＋大盛（300圓）＋お晝セット（150圓）

　私が廣島で一番と思つてゐる段原の蕎麥店。營業時間は長くはなく、然も、蕎麥が切れゝば店仕舞なので、出來れば開店前に竝ぶのが望ましい。蕎麥を食す愉しみは、何と云つても、その喉越しとかをりであるが、いづれも廣島で素晴らしいのが高田さんである。蕎麥つゆも、東京贔屓の私が好む、濃い目の味附。お晝のセットで附く炊込みご飯とお漬物も旨い。

お茶やお冷やのかはりに温かい蕎麥湯が出される

おしながき

ざるそば＋大盛＋お晝セット

蕎麥大盛

炊込みご飯

藥味

お漬物


蕎麥つゆ