然しながら、人生、「濡れ手に粟」とばかりは行かないものです。
落とし穴は、あるものなのです・・・
お店は従業員も確保出来て、集客数は増える一方でした。
お店の前は長い行列が出来るようになりました。
息子は、体力いっぱいの毎日・・
突然、社員7名を抱えた「お兄ちゃん社長」の精神的な重圧から、一気に体調を崩しました。
近くの病院へ行きますと、すぐに入院となりました。
顔は真っ黄色になり、グッタリして寝ているばかりでした。
先生は、肝臓の機能が悪くなってしまっているので、2か月は入院治療が必要との見立てでした。
慌てず・・騒がず・・
2か月お店を閉めて回復を待てば良いだけと、従業員にも自分自身にも言い聞かせていました。
息子は「申し訳ない・・」と辛い顔を見せました。
人間は生身ですよ・・早くに分かって良かったじゃない、元気になったら頑張ればいいのよ・・
日頃君はお客様を大事にしているから、ちゃんと戻ってきてくれるから心配ない! ! と、笑って話ました。
私はここでつまずいた事は、将来に亘って良い結果を齎してくれると、心底信じたかった・・・
そして2が月の入院が終わり、1か月の自宅療養を経て、息子は目出度く復帰しました。
3か月の空白はありましたが、お店はすぐに元のように忙しくなり、活気は戻りました。
この時の肝臓病が38年後の癌に影響を及ぼすとは・・・
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