今日は午後3時から、息子が11年間一人で暮らしていたマンションの、返却による業者の立ち会い検査がありました。
修理、補修の部分のチェックを綿密に行っていました。
借主による損傷等なら、こちらに費用の請求がなされるとの契約事項がうたってあります。
扉・引き戸の一枚一枚から流し台の水道蛇口・トイレ・浴室・部屋中を入念に
調べあげた結果、こちらには何も請求されるものはありませんでした。
総ての家具や生活用品は、前日に遺品整理屋さんによって運びだされて、部屋はがらんどう状態になっていました。
部屋の壁紙がタバコのヤニによって薄茶色に変色しているのを見てるうちに、涙が止めどなく溢れ出ました。
この2年間、癌と向き合い、闘う中で、息子は一人タバコを吸いながら、何を思い暮らして来たのかと思うと、息子の苦悩の人生が悲しく憐れで堪らなかった・・
鼻水をすすり乍ら泣き続けていた・・
家に帰り着くと・・、息子が幽霊になって、留守の内に来たのだろうかと思われるミステリアスな事態が起きていた。
この話をしても誰にも分からないだろう・・
私達夫婦にも理解不可能なのだから・・・
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