酸いも甘いも・・・


酸いも甘いも、もっと経験してから、鈍行各駅停車の汽車でゆっくり
行きましょうか・・・

その4

2021-08-16 19:49:24 | 日記
心不全の手術は、大きな手術をした後だからでしょうか・・・

切らずに、24時間点滴と投薬、利尿剤で治療する方針にしたようでした。
まだ若い医師ですが、良く勉強・研究していて人柄も最高な方でした。

説明を受けた時に、この先生なら息子の命をお任せ出来ると、確信しました。
先生の思惑通りの治療のもと、改善して行き、3か月経った現在では、胸水もなくなり、レントゲン検査も全て問題なしになりました。

難治性潰瘍の手術後に施された皮膚移植がまだ完全ではないのでまだ退院は出来ませんが、もう少しの辛抱です。

もう後は時間の経過と共に完治に向かいますでしょう・・・
80歳の老母は疲れました。😰 

退院の時に言ってやりたい言葉を用意してあります。
「今度病気して心配かけたら、しばくぞ!」😡 

ホンノ、ジョーク、ジョーク!




その3

2021-08-16 12:22:18 | 日記
前の病院からの心臓に関する検査資料を基に、改めて検査した結果、即手術となるところでしたが、
ところが・・・息子にはもう一つ厄介な病気が進んでいたのです。

難治性潰瘍と言い、潰瘍が壊疽化して皮膚深く浸潤していました。
その菌が脊椎膜に入りこんでいたら、命を落とすところであったそうです。

壊疽は脊椎寸前のところまで進んでいました。

医師は命を保つためには、心臓よりも潰瘍の手術を先にすべきだと判断しました。
急を要したようでした。

手術室に入って、麻酔から覚醒して出てくるまで、8時間の大手術になりました。

母親という者はこんな時、度胸が据わるというのか、案外冷静に時を過ごしていました。
手術室前のロビーで、なるようにしかならないのが人生なのだから、その時はその時・・と想ったり、
私の息子がこんなことで、何で死ぬものですか・・と想ったりしていました。

続く






その2

2021-08-14 22:40:30 | 日記
1週間入院したところで、症状が改善してきたのでこの先は通いの治療でと、
退院させられました。

それには訳がありまして、入院する際に一般病棟には空きベットがなく、急患ということで、コロナ病棟の予備個室に入れて下さったのでした。

今はコロナ患者が優先ですので、早めに出されのは納得の出来るところでした。
ところが退院して二日目に又呼吸困難に陥りました。

急患で入院していた病院へ行きますと、満床だったのでしょう・
他の病院を紹介されました。

この時点でこちらの病院とご縁がなければ息子は落命したかも知れません。
このH病院は心臓の名医が揃っていて、どんな心臓病でも手術が可能でした。

正式な病名は心不全と心臓弁膜症でした。

しかし、人生とは計算通りには行かないものですね。
私は人生の下りの坂も上りの坂も経験しましたが、この年でまさかの坂が
待ち受けているとは、想像だにしていませんでした。

続く

事件全貌 1

2021-08-13 17:55:10 | 日記
生きていると、降って湧いたような事態に遭遇することがありますね。

私の八十年の人生の中でも、そんな事例を数回経験してきていますが、
この高齢になってから、もはやあるまいと信じていたのに事件は起きました。

朝凪・夕凪の海のように、穏やかで静かな老後の生活をしていましたのに・・・
それが人生なんですね。

それは今年の六月の事でした。
息子が呼吸困難になり緊急入院したとの一報が入りました。
レントゲン・エコー・MRI等の検査結果により、肺炎との診断が下りました。
両肺に胸水が溜まっていたのです。

呼吸ができないはずです。
健康な人の25%しか機能していない心肺だったのです。

コロナも疑われ検査されましたが、陰性でした。

続く