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My News 27=アクリルアミド? PART2アクリルアミドとは何か? 

最初に重さの単位をもう一度整理しておきたいと思った。
・1gの1,000分の1は1mg(ミリグラム)
だから1g=1,000mg(千ミリグラム)  1mg=1/1,000g
・1mgの1,000分の1は1μg(マイクログラム)
だから1g=1,000,0001μg(百万マイクログラム)  1μg=1/1,000,000g
・1μgの1,000分の1は1ng(ナノグラム)
だから1g=1,000,000,000ng(10億ナノグラム)  1ng=1/1,000,000,000g 
人間の細胞(約37兆個)1個の重さが平均1ng(ナノグラム)とされているから、これを頭に置いておくといいな!

ポテトチップス1gが3544ng=0.000003544g だとすると、100g食べると0.0003544g体に入る。2日に1回食べるとして180日で計算すると0.063792g(63mg)体に入ることになる。体外に排出されない場合の話で1年間にポテトチップスしか食べてないとして単純計算した場合。くだらない仮定の計算をしてしまった!
調べたところ、アクリルアミドは、肝臓で解毒されて尿中へ排泄される。また、アクリルアミドの一部は、生体内で代謝酵素CYP2E1によってグリシドアミドという物質に代謝された後、肝臓で解毒されて尿中へ排泄される。 

農林水産省のHPを見てみると、何とかなり詳しく注意喚起をしていました。環境ホルモンの事を調べていた頃は、国は因果関係がないとして力を入れていないように思えたけど、この件に関しては、国民に注意喚起しているくらいだから「おやっ?」と思った。厚生労働省も同じように注意喚起している。
さらに、食品安全委員会が平成15年7月1日に内閣府に新たに設置されていますが、こちらでも取り上げられている。
(食品安全委員会は、国民の健康の保護が最も重要であるという基本的認識の下、規制や指導等のリスク管理を行う関係行政機関から独立して、科学的知見に基づき客観的かつ中立公正にリスク評価を行う機関。食品安全委員会は7名の委員から構成され、その下に16の専門調査会が設置されている。) 

こりゃちょっと理解しておいた方がいいな!と思いました。子供に教えてやらなくちゃ!最初から少しづつ見ていこう!

農林水産省の考え方
アクリルアミドとは何か?について、農林水産省のHPの内容をそのまま掲載しました。自分にとってすべて重要な内容ですし、非常に分かりやすく状況を説明してくれているからです。
  • アクリルアミドは、工業用途において紙力増強剤や水処理剤、土壌凝固剤、漏水防止剤、化粧品(シェービングジェルや整髪剤)などに用いられるポリアクリルアミドの原料として1950年代から製造されている化学物質です。  
  • 1分子(「モノマー」と言います)のアクリルアミドが2つ以上つながると、ポリアクリルアミドという大きな化合物ができます。モノマーの状態のアクリルアミドは、水にとても溶けやすく、ポリアクリルアミドは水に溶けにくい性質を持っています。健康への影響が問題となるのはアクリルアミドのモノマーであり、単にアクリルアミドという場合には、モノマーを指します。 
  • ヒトがアクリルアミドを大量に食べたり、吸ったり、触れたりした場合に、神経障害を起こすことがこれまで確認されているほか、国際機関は、動物実験の結果から、ヒトにおそらく発がん性がある物質とアクリルアミドを分類しています。  
  • スウェーデン食品庁とストックホルム大学が、揚げたり、焼いたりした馬鈴薯加工品や穀類加工品に、おそらく発がん性があるアクリルアミドが高濃度に含まれる可能性があることを、2002年に世界で初めて発表しました。  
  • 工業用途で用いられるようなアクリルアミドというヒトに有害な化学物質が、加熱調理した食品の中に含まれているというこの思いも寄らなかった発表は、世界中の人々、特に食品安全行政当局に衝撃を与えました。この発表以来、欧米諸国が中心となり食品中に生成するアクリルアミドに関する調査研究や食品中のアクリルアミドを低減するための取組みが進められています。農林水産省も2003年頃から本格的に調査研究を開始しました。

何故スウェーデンでアクリルアミドが見つかったの?
1997年にスウェーデンで鉄道用トンネルの建設工事が進められていた時、大規模な水漏れが発生したため、トンネルの内壁に約1400トンという大量の充填材が用いられ、その漏水がトンネル出口近くの河川に排出されていました。ところがしばらくして、河川の下流水域で、魚が死ぬようになったり、河川の水を飲んでいた牛が麻痺を起こすなどの急性の毒性症状が観察されるようになりました。原因を調査すると、充填材の原料に使われていたアクリルアミドモノマーが汚染源であることがわかったそうです。
工事作業員の健康被害はないか調査され、多くがアクリルアミドを呼吸や皮膚から大量に摂取・吸収しており、一部の人には毒性としてよく知られている末梢神経の障害が生じていることが明らかとなりました。
その後、不安が広がる地域住民の健康調査も行われるようになり、工事で使ったアクリルアミドによる影響とは思われないが、タバコを吸っている作業員や住民から野生動物よりも多くのアクリルアミドが検出されたので、おかしいぞ。となった。
それから食品中のアクリルアミドに関する研究が1998年に始まり、2001年になって、ある特定の食品に非常に高濃度のアクリルアミドが含まれていることを突き止めました。その「高濃度にアクリルアミドが含まれている食品」というのがフライドポテトでした。 

よくわかりました。経緯も分かりました。もう少しアクリルアミドのことを知ろう。

・モノマーのアクリルアミド(CH2=CH-CO-NH2)は、アクリル基(CH2=CH-CO-)とアミド基(-CO-NH-)をもつ有機化合物。常温では無臭白色の結晶で、水に極めて溶けやすい性質を持っています。 
日本では、アクリルアミドは化学物質排出把握管理促進法(通称PRTR法)の第一種指定化学物質に指定されており、毒劇物取締法では劇物に指定されています。
日本は、工業用のアクリルアミドモノマーの世界有数の製造国(2003年の製造量73,000トン、輸出量15,500トン)です。

農林水産省のHPでは次のように言っている。

農林水産省は、食品中のアクリルアミドに関する取組みにおいて収集した情報を皆様と共有するために、このウェブページを作成しました。この情報が、食品中のアクリルアミドに関する理解や知識を深めるのにお役に立てば幸いです。
農林水産省が食品関連事業者向けにまとめた食品中のアクリルアミド低減対策の指針を掲載しています。

次回からはどうすればいいのかを見ていきたい。

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