庭の桜も必死で生きている

新型コロナウイルスの感染拡大が正念場を迎えているから、今年は庭の御殿場桜を見て満足してます。生きていれば来年も桜は咲くでしょうから。

買ったときは高さが1ｍくらいだったけど、今では私の身長を越えました。今が満開。毎年咲いてくれるから可愛くて仕方がない。

折りたたみいすを持ち出してじっくりと座って、お気に入りの和菓子屋さんのかりんとう饅頭を食べながら。そよ風にサヤサヤとそよぐ花びらは見ていて飽きない。苦しい思いをしながら毎日生活している人がたくさんいるのに、こんなことしてていいのか？とも思うが・・・。動き回って自分が感染して家族に迷惑をかけることだけはしたくないからね。

こうやって静かに過ぎていく時の流れに従うのもいい。
でも、この御殿場桜も私が見ることのできない土の中で他の植物や細菌と戦っている。蜜で昆虫を誘っている。

私が死ぬ前にこの桜は枯れるだろうか？誰も分からない。多分私の方が早く命を落とすでしょう。この桜はどのような結末を迎えるのでしょうか？根こそぎ引き抜かれるのか？いづれにしても枯れるまで必死に生き続けることでしょう。

能天気なことを考えてしまった。来年も必ず咲くとは限らない。何が起こるか分からない。でも、桜は必死で生きて、私はそれを見て癒される。それでいい。私も死を迎える時まで必死で生きるだけだ。