2021年10月19日(火)晴れ。
今日は海岸線を通った。生命は海から生まれたんだなぁ!
人間の始まりは一つの受精卵。
これが細胞分裂を行い胚となり、生物としての成長をはじめるわけだ。
考えるだけで怖くなる。だけどiPS細胞のことを理解するには避けて通れない。
ヒトの受精卵は14日目頃に細胞分裂で身体のどの部位に成長するか分かれ始める。そして、それぞれの部位に特徴的な細胞として形作られていきます。
iPS細胞が報告される前にはES細胞が研究されていました。これは、胚性幹細胞「 embryonic stem cells 」と呼ばれる幹細胞です。
受精後5~7日程度経過した胚盤胞から取り出された細胞を、特殊な条件で培養して得られる細胞のことです。
分化する前の段階です。生命倫理において懸念されてきた。しかし、これを利用すれば分化万能性を持つ細胞として、人の臓器などを移植しなくても目的の臓器に細胞を成長させ(あらゆる組織の細胞に分化することができる)、それを患者に提供できると考えられ、多くの生命を救える可能性のある魅力的な研究です。
リスクとしては、受精卵を破壊する必要があり、倫理的な面と、患者以外の細胞から作製することになるため、免疫拒絶の問題が指摘されている。
では、iPS細胞はどうやって作るのか?
IPS細胞は受精卵の初期の段階の細胞を使わなくてもいい。患者の細胞を使える。
人間の皮膚や血液などの体細胞に、ごく少数の因子を導入し、培養することによって、ES細胞の時のように組織や臓器の細胞に分化する能力を持つから驚きだ。そして、ほぼ無限に増殖する能力をもつ多能性幹細胞に変化するという。 すべての種類の細胞を作り出すわけにはいかないそうだが、多くの種類の細胞に変化する能力を持つ細胞「人工多能性幹細胞」を作ることができるのだ。
再現性が高く、また比較的容易なのが非常に魅力的だ。倫理の問題もかなりクリアできる。
英語では「induced pluripotent stem cell」と表記し、頭文字をとって「iPS細胞」と言う。 世界で初めてiPS細胞の作製に成功した京都大学の山中伸弥教授が名付け親だ。
人間の皮膚や血液などの体細胞に、ごく少数の因子を導入し、培養してiPS細胞を作るということですが、具体的には何をどうしたのでしょうか?