2022年3月12日(土)晴れ。今日は18℃まで気温が上昇した。ゆっくりと時間をかけて散歩した。
公園の隣に道の駅ができる。4月オープンだ!
冬期間通行止めの踏切も、もうすぐ解除される。
リコード法
認知症を引き起こす根本原因の改善に焦点をあてた治療方法としてリコード法というものがあることを知った。
この方法を開発したのはアメリカのデール・ブレデセン医師だそうです。
何が違うのか?
認知症の大半はアルツハイマー型認知症で、アミロイドβ(ベータ)の蓄積が脳に悪影響を及ぼすことで発症することはもう周知の事実です。
これまでの治療方法は、このアミロイドβが蓄積するのを防ぐことや除去することを考えてきた。
一方、デール・ブレデセン医師は、脳内の栄養不足や毒素から脳を守るための防御反応としてアミロイドβが蓄積すると考えたようです。
私がこれまでに身につけた知識では、最近、腸内環境や歯周病なども関係していることを知り驚いていたのですが、アルツハイマー病では脳内で作られたたんぱく質が分解されて、それが排出されず蓄積して大きくなりアミロイドβとなり脳細胞を死滅させて発症するけど、そもそも何でそのような過程をたどりアミロイドβが蓄積するのか、根本原因は不明確だった。
ブレデセン博士は、脳にダメージを与え、防御反応を引き起こすのは大きく分けて「炎症」「栄養不足」「毒素」として、3つの脅威としている。
そして、3つの脅威は「脳の血流が悪い」「体内に炎症がある」「甲状腺機能の低下」「ビタミンB1不足」「水銀などの毒物」「歯周病」など36の要因によって起こるとしている。
炎 症・・・食事や感染など様々な要因によって引き起こされる炎症。
栄養不足・・・補助的な栄養素やホルモンなど、脳の栄養の不足。
毒 素・・・カビなどの微生物が産出する毒物や金属などの有害物質。
そこで、これら36の要因を予防したり治療したりして、脳の防御反応を最小限にとどめることがアミロイドβの蓄積を防ぐことになる。
もう少しこの医師の話を例示すると、
「例えて言えば、認知症患者の屋根(代謝)には36個の穴(病因)が開いてるようなもの」
「人によって、たとえば運動面に大きな穴が空いていて、ほかの面の穴は小さかったりする。」
「人によって、たとえば運動面に大きな穴が空いていて、ほかの面の穴は小さかったりする。」
「しかし、ひとつの薬を摂っても、ひとつの屋根の穴を塞ぐことしかできない。」
「製薬会社は1つの穴に対して非常に優れた対処法を開発する。それがアルツハイマー病に効果がないことにはなんの不思議もない」
そしてこの医師は、36個の穴をすべて塞ぐことができると言っている。
認知症の多因子説だ!
参考