2022年4月4日（月）海側晴れ/山側くもり。
神社の桜も咲き始めた。
この地域は今週末くらいが満開だろうか？
新しい医療技術コールドポリペクトミー
〇対象
大腸にできたポリープを切除する方法の1つで、1cm未満の隆起しているような形状の小さなポリープが対象です。
〇どんな治療か
コールドポリペクトミーは、スネアという金属製の輪のようなものをポリープに引っかけて切り取るか、鉗子（かんし）と呼ばれるハサミのような器具を使って摘み取ります。
この特徴は、通電させずにポリープを切除できることです。
従来の技法に比べてコールドポリペクトミーは、術後の出血や腸に穴があく「穿孔（せんこう）」のリスクが軽減される、といった報告が多数ある。
〇ポリペクトミーとは？
コールドポリペクトミーの登場までは、同じような方法ですが、高周波電流を用いて焼灼しつつ切除する方法が主流でした。今でも1㎝以上のポリープはこの方法になります。
内視鏡の先端からポリープ切除のための電気メスが出てきます。
この電気メスは、さらにループ状に変化（スネア）するのでポリープにかぶせます。
ポリープのつけ根の正常粘膜との境界までかぶせていきます。
注意するのは出血・穿孔などの危険性があるため、慎重にループ状の電気メスの弛め・絞めを繰り返しながら、深い層（筋層）の巻き込みを防ぎながら切り取ります。
注意するのは出血・穿孔などの危険性があるため、慎重にループ状の電気メスの弛め・絞めを繰り返しながら、深い層（筋層）の巻き込みを防ぎながら切り取ります。
痛みはありませんから安心です。
〇ポリペクトミーのあとの注意事項
しばらく禁止される（１週間程度）行為
・アルコール等の刺激物（香辛料、カフェイン等）。
・力仕事や腹圧のかかる仕事、激しい運動。
・長時間の車の運転や旅行。
・シャワーは翌日からOKだが、入浴は1週間後から。
・流動食から始め、徐々に普通食に戻していく。
これらの注意事項はコールドポリペクトミーでは3日間くらいとなります。
ポリープ切除術なので、生命保険の申請も可能です。
検査の前に前日から絶食して、当日は大腸内をきれいにするため、洗浄剤（モビプレップ）を1.5L少しづつ水と交互に飲みますが、これがつらいかも。
排泄が透明になるようにします。
ポリペクトミーでは2泊3日くらいですが、コールドポリペクトミーでは、日帰りも可能としている所もありますが、１泊するかもしれません。
参考
