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ジョジョ•ラビット レビュー

2020-06-15 18:05:44 | レビュー



子供達の心は、身近な周りの人間達によって、形成される。



「目の前のうさぎを殺せ」
と、教官に命じられたジョジョは
可哀想で出来なかった。

ジョジョの心の中心には、母親の持っている他者、ほかの生き物に対する愛の心が生きていたのだろう……。

そんなジョジョ(10才)は
しかし学校で、
ユダヤ人は敵。
ユダヤ人は人間じゃないので……云々。
と、叩きこまれる。

ナチスの隊員になりたいジョジョの目の前に
ユダヤ人の少女が現れる。

ジョジョはユダヤ人の事を、存在を、
学校や太った女性教官(?)や、
周りから教わったような知識で罵倒する。

ジョジョの心の友ヒトラーも
「ユダヤ人の心を折ってやれ!」
と命ずる。

だが、少女は魔女のように怒り
逆にユダヤ人の素晴らしさを虚や実を混ぜて、ジョジョに語る。





他の民族の誇り。

それを全否定し、自国を素晴らしいものとする教育はどうなのか?

歴史は繰り返すのだろうか。

*よく考えてみたら、ユダヤ人にとっての《国》というのは住んでいる場所であったりするので…
ユダヤ人の愛国心
というのは?
という難しさがある。
なので、一部単語をcutしました。


ジョジョは、冒頭でうさぎに
憐れみを持った。

しかし、ドイツ人といえどもユダヤ人を助けると、一緒に殺されてしまうという法律が当時のドイツにはあった。

毎日悩み苦しむジョジョ。

愛。強さ。

そして、
突然自分の世界が変わってしまう事がある

という世界。

様々な死があるという事。

そういう映画を観ました。


コメント
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